While Her Kantele Gently Weeps

このビデオを　ｙｏｕ　ｔｕｂｅ　にアップして下さった方がつけてくださったタイトル。それが　While　Her Kantele Gently Weeps　です。
訳は”カンテレが優しくすすり泣く時”とか・・・

ビートルズのレパ－トリ－に”While My Guitar Gently Weeps”という曲があるそうですが、音がまるで楽器が切なく泣いているようなそんな繊細な音楽だったそうです。
そういわれればそうかもしれませんね。素敵なタイトルをつけてくださいました。

この曲のオリジナルタイトル名は　”即興曲”　です。
即興曲と言うのは別に即興で演奏するということではなく、楽曲の形式のスタイルのことです。
楽曲の形式には２部形式とか４部形式とかソナタ形式とかロンド形式など色々なスタイルがありますが、この即興曲と言うのはそれらに属さず自由な形で作られた曲のことを言います。
ショパンの幻想即興曲やシュ－ベルトの即興曲などはとても有名です。


私はコンサ-トカンテレを二人の先生に師事しましたが、一人は勿論エヴァ・アルクラさん。
そしてもう一人がエイヤ・カンカ－ランタさん。エイヤさんもエヴァさんと同様フィンランドを代表するカンテレトップ奏者の一人です。３年ほど彼女に師事したことがあります。この曲は５年ほど前に彼女から楽譜を頂き練習を始めました。

この曲は”ハ短調”です。調には性格がありますが、私は”ハ短調”や”ロ短調”の曲というのは割りと好きで、この曲も好きな曲の一つです。

楽器を演奏する時によく出てくるのが　分散和音やアルペジオ奏法。
音の粒を揃えて綺麗に演奏すると言うのはなかなか難しくどの楽器に置いても重要なテクニックですね。
私もこの曲をマスタ－するのに結構時間がかかりました。いつになったらこの曲をきちんと弾けるようになるだろうかとジレンマに陥ったことも何度もありましたよ。

では　下記のアドレスからお聴きください。

http://jp.youtube.com/watch?v=pWvpC1agEmg&feature=channel_page


尚、動画は手の動きがよく分かるようにとカメラ目線を真横から撮っています。どのようなタッチで弾いているのかよく分かると思います。

１１曲アップされた曲の中で結構アクセスの多い曲です。
エヴァさんも時々この曲をコンサ-トで演奏されるとのことですよ。