ひーりんぐたいむ

カナダのバンクーバーでレイキを実践&指導する平野かおりが日常のあれこれを綴ります。
ライター業もやってます。 

神渡さんの講演会

2009年02月13日 | こころのまなび
昨晩行われた神渡さんの講演会とインタビューで
心に残るお話をたくさん伺えました。

38歳のときに脳梗塞で右半身が麻痺。そこから懸命なリハビリで、
歩く、書けるに至った神渡さんは、お礼参りにと
四国八十八箇所巡りの行脚に出ました。

仕事の都合でやむを得ず、夏の暑い盛りの8月に出かけました。

1日35キロと決めての行脚のなか、途中から
ズボンと股がすれて痛くてしょうがなくなり、ガニ股になりながらも
一歩一歩歩いていると、地域の人たちから

「これでジュースでも買ったらいい」

と200円を渡されたり、

「うちに泊まっていけ」

と言われたり。そういう好意を受け取って布団で休んでいると
廊下にその家主夫婦が布団を敷いて寝ていたそうです。

疲労と痛みでくたくたの神渡さんにとって、
そうした善意を涙なしには受け取れず、
200円を受け取ったときには、
橋の欄干にもたれかかって号泣したそうです。

神渡さんのお話は、S先生のお話と共通するところがあるのを
感じていたんですが、するとやはり出てこられました。空海さん。

「なぜ、お前をこんな苦しい修行に呼び出したかわかるか。
わずか120円のジュースが涙なしには受け取れないという経験も
1日35キロという苦しい努力をしなければ、あの世界がわかるように
ならなかったはずだ。
頭でっかちになってほしくない。
体で感じてほしい、心で感じてほしいと思ったから、
お前をこの行脚に呼び出したのだ」

そういう空海さんからの語りかけを受け取ったのだそうです。

空海さんの親心は、まさに「かわいい子には旅をさせよ」の
スタイルだと感じます。

・・・後は記事にまとめてからということで。

午後の講習でもこの話ばかりになってしまいそう・・・。





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2 コメント

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Unknown (Kaori)
2009-02-15 14:19:09
聴衆の心が吸い寄せられるなお話でしたよね。お話の中身ももちろん、先生のご自身のお人柄にもとても惹かれました。

ようこさんとみなさんのご尽力に感謝!です。

皆さんに伝わる記事が書けるようがんばります。
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Unknown (ようこ)
2009-02-14 09:28:07
かおりさん
神渡先生の講演会の様子を早速ブログに書いて頂いてありがとうございます。神渡先生のお話を通じて皆さんの心に伝えたかった事、きっと、伝わったことでしょう。バンクーバーでお話が出来た事、先生とーっても喜んでいました。元気に今頃オーロラを見ていることでしょう(^^)ありがとうございました。
記事楽しみにしています。先生も楽しみにしていましたよ。
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