さて上社、穴師坐兵主神社のご祭神は「大倭社注進状裏書」によると御食津神。
しかし御神体は「日矛」であると記されています。
武神に相応しいと思われる矛が御食津神の御神体なのも違和感がありますね。
こちらのご祭神、アメノヒボコを祭神とする説もありか…と考えてしまいます。
でも下社の御神体が「鈴之矛」でイコール子鈴で、上社の御神体が「日矛」であるなら、天降りの「鏡」はいずこへ?
まあ現在の上社の御神体が「鏡」とされますので、上社に天降りの鏡があると解釈すべきなのでしょうが。
穴師の神も祭器も情報がかなり錯綜してしまっているようです。
御食津神や天鈿女命、稲田姫が祭神であるならば、何故「兵主」神社なのかとなります。
そもそものところになりますが「兵主神」自体、どういう神様であるか諸説ありすぎて・・・
皆神山すき氏は「巻向穴師社に祀られたとされる護斎鏡一面と子鈴のうち、鏡はどうやら上社の神体のいわゆる日矛であり、子鈴は下社の神体の「鈴之矛」、つまり矛につける子鈴のことらしい」との推測をされています。
鏡が日矛!!
ほ~うっ!!
だったら一緒に天降りしたとされる日前国懸神宮・国懸大神の「鏡」も、鏡ではなく銅鐸と考えても構いませんか??
私は 懸ける神 は銅鐸神とみたいのですが。
鏡とされる国懸大神を銅鐸神とみたいのですが。
いやいや、そんな訳ないかぁ・・・
自分に都合のよい情報のみを採用して、無理やり話を仕立ててはいけませんね ( ;∀;)
ただし、その事象だけでなく、時代を跨いでその仮説が繋がっていくと説得力が出てくると思います。仮説に反する説はいったんガセネタと考えて行けばいいのだと思います。自分の仮説が成り立たない決定的な証拠が出てくれば見直せばいいだけです。そういうように忍耐強く検証作業を続けるとその仮説に自信が湧きますよ(^_-)-☆
楽しみながら頑張ります。
助言、ありがとうございます。