フランスとイギリスが2040年にガソリンとディーゼルの自動車の販売を停止するという決定をしたのを受けて、世界の各社も続々とEVに舵を切っている。
そんな中Mercedesも、2022年までにすべての車種に、EVもしくはハイブリッドをラインナップに加えるというニュースをリリースした。
すでにBMWも明確にEVに舵を切る旨打ち出していて、Mercedesがどんなプレスをしてくるかが注目されていたが、こんなことだった。
記事によればハイブリッドとしか書かれていないが、すでにMercedesはPHVを出していて、どう考えても今の日本に普及しまくっているハイブリッドではないはず。
ただ、PHVは2040年には販売しえないわけだから、あくまでつなぎの存在でしかないはず。ちなみにSクラスにはディーゼルハイブリッドもすでにあるが・・・
ニュースによれば2022年の時点で少なくとも50種の新しいEVが選択できるという。ちなみに、Smartは2020年にEV化という。
すでに、Volvo(ラインナップの全電気化を2019年までに達成する計画)やフォード・リンカーン(2022年までに電気化)も時期を明示しているが、これに次ぐ存在になった。
たとえば、現在Mercedesの中核をなすS-E-Cの各クラスにはいずれもPHVとディーゼルがラインナップされている。
しかし、CompactなクラスのA-Bなどにはそのラインナップがない。対してBMWには2シリーズや1シリーズにもディーゼルを投入していて、対照的だったりする。
話を戻そう。イギリスやフランスはもちろんのこと、中国も最終的には化石燃料車の国内での販売を禁止する計画を打ち出している。
ただし、その期限が未定というのが悩ましいところ。2040年ならまだ20年以上あるし、小生の年齢を考えると、その頃は車の運転は無理だろうからと思っていた。
だが、我々が予想するスピード以上に中国などのEV化は早くなりそうだ。ことによると、ストックとしての化石燃料のことはさておき、新規販売のストップ期限は早くなるかも。
さて、その中での日本だが・・・トヨタが政治にも大きな影響を与えている以上、日本政府の腰があがるのがどうなるのか・・・気になるところだ。
皮肉な話だが、いわゆる普通のハイブリッド車の大量ストックがどう影響するのかも気になったりする。いずれにしろ、EV化は帰らざる川になったというべきだろう。
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