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今では、ご当地ラーメンという言葉もすっかり市民権を得ているが、考えてみれば市民権など得る前からご当地ラーメンはあったわけで、お雑煮と同様に、全国各地で「おらがラーメン」というのは定着していたはずだ。
そんな中、新橋で「岡山中華そば」というお店を見かけ、ついつい入ってしまった。岡山のラーメンというと、和歌山などと同様に豚骨醤油系のはず。
ノールックで入ったところ、席のある立ち食いそばの佇まいだった。壁に貼ってあるメニューからイチオシ風の「ねぎ中華そば」をお願いした。
店内はそれなりに賑わっているが、ラーメンはすぐ出てきた。表面をこれでもかと覆う青ネギが香る。
まずはスープからいってみる。ズズッ・・・おお、まさしく・・・豚骨醤油のそれであるが、それほどジャンクな感じはしない。
ネギとともにスープをすすると、ネギのおかげで味がさっぱりしてくるのかも知れない。ともあれ、スープはライトな感じで飲みやすい。
さて、麺にいってみよう。麺はやや細めのストレート麺、いや世間的には中ぐらいの太さなのかも。
このライトなスープと主張しすぎない麺ですいすいと食べられる。食べ進めると、丼にある「岡山らーめん」の文字がなぜか嬉しい。あっという間に完食である。
ふと壁を見ると「そば定食」というのがある。基本となるのはラーメンと餃子3個、ライスの組み合わせだ。
ラーメンは醤油のほか、味噌も選べるようだが、このセットで700円というのはコスパよしである。実際定食を頼んでいる方もいらした。
そのラーメン定食だが、大盛りは不可という。うん、何で? と思ったら、ラーメンの大盛りは無料で提供しているようだ。
なるほど、定食で大盛りとなれば、サービスしすぎということになるわけね・・・なんて思っていたが、それにしてもタバコの臭いがきつい。
隣の席のオヤジたちが食べ終えているのにタバコを吸いながらダベっている。さらにその隣のひとりのオヤジもタバコを吸っている。
夜ではあるが、きょうびラーメン屋でタバコが吸えることにはびっくりだ。しかも隣のオヤジたちは食べ終えてから吸っているというのはなんとも・・・
結論から言おう、ラーメンは美味しかった。ラーメンだけなら再訪したいと・・・だが、読者の皆様にはおわかりのことと思う。
タバコの吸えるラーメン屋なんて・・・二度目は絶対にない。とはいえ、来年には法的には吸えなくなるのだが・・・どうなることやら。
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