さて、高湯から会津に到着した小生、目指したのは「福西本店」であった。福西本店といっても、元ジュビロにいた福西とはまったく関係ない(←当たり前だろ)。
会津若松市の真ん中にあり、元々歴史ある名家である。以前、カレー焼きそばをいただいたお店の近くにある。
以前会津でお世話になった方にこの観光スポットを教えてもらい、立ち寄ることにした。行ってみて、あれ? と・・・確かここはお土産屋さんだったよなあと。
そう、カレー焼きそばをいただいたときに、このお店でお土産を買った記憶がある。が、今は見違えるように立派なスポットになっている。
なんでも、以前は実際に家族が住んでいたが、そこを見直し、立派な建物を見学できるようにしたほか、食事処なども整備したという。
建物は、蔵をつないで大きな建物にしたもので、会津伝統の黒漆の壁が特徴という。鶴ヶ城もかつては黒漆を採用していたという話もあるようだ。
蔵をつないでというとうす暗いイメージがあるが、決してそんなこともなく、明るく開放的で、お庭も素晴らしいものだった。
さらに二階はふすまをはずすと、百名規模での宴席ができたという。実際に結婚式などはここで行ったという。
さらにすごいのは、こちらの掛け軸や欄間などの調度品。名家だけに著名人の掛け軸などもたくさんある。
こちらの書は、かの木戸孝允の手によるものという。えっ? と思ったあなたはなかなか鋭い。そう、会津人にとって長州人は今でも仇であり、この書があるのは? なのだ。
なんでも、木戸孝允が隠居の時代に書いてもらったようで、これはこれで歴史を感じるところである。
そのほかにも様々な興味深いものがあり、歴史マニアの小生にとってはなかなか楽しいひとときとなった。
もちろんお土産も買えるのでこちらも寄り道、さらに食事処では天ざるをいただいた。こちらもなかなか美味しいものだったし、コスパもよかった。
これまで何度か会津には来ていて、鶴ヶ城やサザエ堂や白虎隊の墓所などには行っていたが、こちらは一味違うスポットとなっていた。
会津観光に来られたら、「福西本店」にもぜひお立ち寄りいただくことをお勧めしたい。そうそう、会津では浴衣で観光する取り組みもある。一度ご検討されてもいいかと。
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