アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

よってたかって新春らくご21世紀スペシャル寄席ONEDAY

2011-01-25 06:27:21 | 落語
「よってたかって新春らくご21世紀スペシャル寄席ONEDAY」と称する落語会が、よみうりホールで開催されたので出かけてきた。


 どうでもいいが、ちょっと長すぎる表題である。とはいえ、小生ひいきの市馬に加え、三三・白酒・白鳥と並ぶラインナップとなれば期待は高い。
 会場はトップのとおり広いが、さすがにこのメンバーの威力か、満席状態である。というところでまずは開口一番、市馬の弟子の市也だ。「高砂や」だった。

 最初に見たのはまだ入門仕立てだったが、市馬に可愛がられているのか、だいぶこなれてきた。何より声も出ていて、上手くやろうしていないのがいい。
 そして、場内に白鳥の湖が流れると白鳥の登場だ。例によってジャージーのような着物で新作「ギンギラX」をやったが・・・相変わらずの白鳥ワールドだ。

 すっかり場内が暖まってきたところで、出てきたのが白酒。マスコミにはあまり露出していないが、声がいいし、独特のフラを感じる。
 この日は「佐々木政談」をやってくれたが、子供の演出もなかなか巧みで、じっくりと聞かせてくれた。佐々木政談も久しぶりに聞いたがよかったぞ。


 中入りをはさみ、三三の登場。三平の結婚ネタをこの日は白鳥といい、白酒といい取り上げていたが、三三は触れないと言いながら「鮑のし」に入った。
 って、やっぱり途中でネタが出てきた・・・(苦笑)。ときに、三三の鮑のしだが、評価が難しい。元々地味なネタだが、甚兵衛さんを与太郎ばりに仕立ててこってりやっている。

 結果として、爆笑ネタにはなっているんだが、個人的にはどうかなあと・・・もちろん、三三のこと、出来はいいんだが・・・(汗)
 時間の関係で、途中で下がった三三に代わり、いよいよトリの市馬の登場だ。いつものようにゆったりとした入りから、先代の正蔵の話などを・・・

 とか思ったら、始めたのが「竹の水仙」だった。むむむ・・・さすが市馬、素直に本寸法の落語をやっているのに、何でこんなに聞かせてくれるんだ。
 いつもながら、まちがいのない市馬の噺にすっかり魅了されて大満足、いやあ今日もいい会だったぞ。しいて言えば、夢空間主催の会はちょいと入れ物が大きすぎるのが難点だが・・・

 それにしても市馬はいよいよ風格を感じるようになってきたなあと。

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