アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ブラタモリ飛鳥編にノスタルジー

2020-04-22 06:00:00 | つれづれ

さてブラタモリの林田ロスが癒されない中、後任の浅野アナがデビュー、初回の法隆寺編に続き、18日には飛鳥編が放送された。

 

 歴史マニアにして、古代史は特に好きな小生、飛鳥編は興味津々だったが乙巳の変や飛鳥寺などなどから始まり、石舞台古墳も登場

 浅野アナにとってはこれが古墳デビューというのもすごかったが、できれば(おそらく間違いないだろう埋葬者の)蘇我馬子についても触れてほしかったところ。

 

 まあ、この辺はタモリの興味のあるところではないだろうから、いたしかたないところであるが、今回のテーマについて斉明天皇にスポットを当てた作りは面白かった。

 日本最初の水時計の跡も面白かったが、やはりいまだに解明されていない酒船石や、近くにある亀形石造遺跡もロマンを掻き立ててくれるものであった

 

 この亀形石造遺跡は2000年に発見され、一時期ずいぶんと話題になったものだ。実は発見された頃、ちょうど小生は京都から異動で東京に戻るタイミングだった

 そこで、慌ただしい中、週末に出かけて見に行ったことを思い出した。個人的には高校時代の修学旅行で、自転車で一日見に行ったときと被ったが、当日も自転車で。

 

 

 当時は発見されたばかりで、環境整備もされておらず来訪者も少なかったが、今では有料施設になっている由。

 記憶もさだかではないが、酒船石、石舞台、天武・持統合葬陵、飛鳥寺、見瀬丸山古墳あたりをサクッと回ったように覚えている

 

 見瀬丸山古墳はマイナーな存在かも知れないが、古墳マニアには極めて興味深い存在で、300mを超す巨大な古墳であるにも関わらず、天皇陵の比定もなく、謎めいた古墳でもある

 だが、同時に額田王と大海人皇子(天武天皇)の悲恋にも思いをはせる小生としては、天武・持統合葬陵になんともロマンを掻き立てられた。

 

 大海人皇子から額田王を奪った異母兄の中大兄皇子(天智天皇)は、自分の娘を大海人皇子に嫁がせ、それが後に持統天皇になったのだから・・・複雑だ

 とはいえ、天武・持統はおしどり夫婦とも伝えられているが、それが合葬されている・・・さらには、持統は新しモノ好きで、日本初の火葬になった人でもある。

 

 問題は、今回のブラタモリのテーマにもあった斉明天皇だ。彼女は、中大兄皇子の母であるが、皇極天皇でもある

 つまり、天皇の地位に二度ついた古代にはままある重祚ということをやった一人だが、そこまでして中大兄皇子がながらく皇子のままでいたのはなぜか? 古来諸説のあるところであるが、そんなことも考えてしまった。

 

 また大海人皇子は謎の多い人物だが、本当に中大兄皇子の弟だったのか? 乙巳の変の時には全く影も形も見えていないのたが・・・などなど

 その延長で額田王と大海人皇子の有名なエピソードのあったとされる蒲生の郷へと気持ちが飛んだ小生であった。

 

 その翌日、蒲生でゴルフをしたのも懐かしい思い出である。

 って、なんともとりとめもない思い出であるが・・・ 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 濃い豚のつけ麺 | トップ | スマホポーチを購入 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飛鳥大仏が懐かしい (shima)
2020-04-22 08:29:36
かつて、一眼レフカメラ(もちろんフィルム)を持って一人旅をしていた時、飛鳥寺で大仏さまと、じっくり対面していました。
そこへ住職さんが、「お写真どうぞ」と言ってくださり、夢中で撮らせていただいた思い出があります。
飛鳥、久しぶりにじっくり訪ねたい…、今は、時間だけはたっぷりあるのに!!
それにしても桂さん、なんでもお詳しいですよね。
この時代って、人物の顔が浮かびにくいし、名前もややこしいし^^;
返信する
飛鳥大仏 ()
2020-04-22 08:42:37
shimaさんいつもありがとうございます。
 飛鳥大仏とじっくり対面していたご経験がおありなんですね。なんとも趣のある顔立ちで、「じっくり」というのも納得です。
 かの有名な鞍作止利の手になる仏像とされていますが、法隆寺の釈迦三尊もそうですよね。聖徳太子も蘇我氏系の人物ですし、おそらく蘇我氏にゆかりの人物だったということになろうかと。

 それはさておき、「なんでもお詳しい」は言い過ぎです(笑)。自分の好きなジャンルだけで、音楽などはど素人もいいとこですから。
返信する

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事