フィギュアグランプリシリーズの第四戦、NHK杯が終わった。結果については読者の皆様にはご存じのはずで、ここで改めて書くつもりはないが、つれづれなるまま、所感など書かせていただく。
まずは主催者のNHKサイドの話からだ。戦前は羽生のぶっちぎりの優勝&ファイナル出場で大々的に大騒ぎするつもりだったはず。
それがあんなことになり、羽生のファイナル進出もなくなり、同時にグランプリ五連覇もついえたわけだ。
今回の出場選手を見る限り、羽生は普通に出てさえいれば、優勝は固いところだったはず。そういう点ではファイナル進出も番狂わせになったというべきか。
皮肉な話で、NHK杯以外を放映するテレ朝にとってもなかなか思惑通りにいかなかったというべきだろう。
というのは、ここまでの結果、ファイナルに進出する可能性のあるのは、男子では宇野ひとり。女子では樋口のみだ。
しかも樋口はすでに試合を終えているので、残る2戦の結果次第。第5戦でソツコワ、ザギトワ、オズモンドが直接対決し、ここでソツコワが優勝するとかなり厳しくなる。
また、なんとも・・・なのは、今年のファイナルの会場が日本(名古屋)という・・・これは正直なところ、いろんな人の思惑が外れたというべきか。
さて、女子の話でいうと、NHK杯の優勝はメドベージェワだったが、これは予想通り。で、問題は宮原の評価だ。
5位という結果とその内容については、こんな記事も出ていた。比較的ポジティブに書いているが・・・
復帰した宮原知子は五輪に行けるのか。NHK杯5位をどう評価すればいいのか?
今回SPでのジャンプなど見ていて改めて思った。ジャンプが低い・・・やはりこれは大きなポイントで、加点が付きにくいだけではなく、回転不足を取られやすい。
その点でいうと、樋口や三原さらには本郷と比べても、出来栄えで不利に感じるのは小生だけだろうか。
マスコミ的には真凛シフト花盛りの中で、全日本選手権での結果が大きく左右するのはもはや必至で、その重みは計り知れなくなったという感じ。
仮に樋口がファイナルに進出したとしても、全日本選手権で、宮原・三原・本田よりも下の順位になれば五輪は外れるだろう。
仮に宮原・本田・樋口の順なら・・・これまた樋口は外れそうな。
そうそう、男子では羽生のケガとその回復がどうなるかも微妙だ。男子は三枠あるし、仮に全日本選手権を欠場しても五輪に彼が出ることは文句なさそうな。だが、それよりも本番でのパフォーマンスがどうか・・・そこに焦点がありそうだ。
いずれにしろ、グランプリ第5戦は男子の宇野と女子は樋口にチャンスが残るかどうかという意味で、大きなターニングポイントになりそうだ。
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