小生、いろんな噺家の噺を聞きに行くが、今若手のお気に入りは三遊亭王楽と春風亭一之輔である。その王楽の真打披露大独演会が池袋で開催されており、土曜に出かけてきた。
この独演会六日間通しの七口演だが、なかなか内容がすごい。王楽は毎回二席ずつネタを変えていくということで、通しで聞くと14席になる。
そして、ゲストがすごい。一門以外のゲストは、初日から小朝・昇太・志の輔・談春・正蔵&三平・米團治&夢之助・円歌&小遊三というもの。
以前も書いたが、落語協会・芸術協会・立川流・上方のすべてから大看板がゲストに入っていることはなかなかすごいことである。
その中から小生がチョイスしたのは土曜でかつごひいきの米團治が出る会。予想外だったのは、意外に空席があったこと。やはり米團治は関東では知名度が低いのか。
などといいつつ、まずは開口一番、五九楽が日和違い。そしてお目当て王楽の一席目は新作「読書の時間」だ。小朝や正蔵で聞いたことがあるが、やはり面白い。
そして続いてはゲストの米團治だ。実は師走ということもあり、ひそかに「掛取り」をやってくれないかと期待していたのだが、見事にそのとおりだった。
市馬の掛取りも抜群だが、米團治のこれがまた面白い。クラシック音楽好きが出てくるところの演出は笑えるし、歌舞伎の仕立ても抜群。
米團治の立ち居振る舞いの美しさといい華やかさがよく出ていたが、小生の隣のおばさんたちが、初めて聞いたのかすっかりファンになっていたのが印象的だった。
バッチリ楽しませてくれたところで中入り。その後は口上があって、夢之助が弥次郎でいよいよ・・・と思ったら、口上に出ていた好楽が踊りで膝に入る。
そしてトリの王楽が再び登場。何をやるのかなあと思っていたら、「三枚起請」だった。テンポもよく楽しませてくれたが、クライマックスの畳み込み方とか、もう一段の演出もあってよかったかと。
いささか辛口を言うようだが、何しろ米團治の後だっただけに、ついつい求めるものが高くなってしまうわけで。まあ、これも大看板を期待してのことだからして・・・
いずれにしてもこの王楽大独演会、彼にとっても飛躍のステップになったことだろう。これからも頑張れ王楽、小生は応援していくぞ。
この独演会六日間通しの七口演だが、なかなか内容がすごい。王楽は毎回二席ずつネタを変えていくということで、通しで聞くと14席になる。
そして、ゲストがすごい。一門以外のゲストは、初日から小朝・昇太・志の輔・談春・正蔵&三平・米團治&夢之助・円歌&小遊三というもの。
以前も書いたが、落語協会・芸術協会・立川流・上方のすべてから大看板がゲストに入っていることはなかなかすごいことである。
その中から小生がチョイスしたのは土曜でかつごひいきの米團治が出る会。予想外だったのは、意外に空席があったこと。やはり米團治は関東では知名度が低いのか。
などといいつつ、まずは開口一番、五九楽が日和違い。そしてお目当て王楽の一席目は新作「読書の時間」だ。小朝や正蔵で聞いたことがあるが、やはり面白い。
そして続いてはゲストの米團治だ。実は師走ということもあり、ひそかに「掛取り」をやってくれないかと期待していたのだが、見事にそのとおりだった。
市馬の掛取りも抜群だが、米團治のこれがまた面白い。クラシック音楽好きが出てくるところの演出は笑えるし、歌舞伎の仕立ても抜群。
米團治の立ち居振る舞いの美しさといい華やかさがよく出ていたが、小生の隣のおばさんたちが、初めて聞いたのかすっかりファンになっていたのが印象的だった。
バッチリ楽しませてくれたところで中入り。その後は口上があって、夢之助が弥次郎でいよいよ・・・と思ったら、口上に出ていた好楽が踊りで膝に入る。
そしてトリの王楽が再び登場。何をやるのかなあと思っていたら、「三枚起請」だった。テンポもよく楽しませてくれたが、クライマックスの畳み込み方とか、もう一段の演出もあってよかったかと。
いささか辛口を言うようだが、何しろ米團治の後だっただけに、ついつい求めるものが高くなってしまうわけで。まあ、これも大看板を期待してのことだからして・・・
いずれにしてもこの王楽大独演会、彼にとっても飛躍のステップになったことだろう。これからも頑張れ王楽、小生は応援していくぞ。
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