ご存じ「日本秘湯を守る会」のお宿巡り。毎年のように出かけるリピーターのお宿が多くなり、新規開拓がこのところ進まないが・・・
今回というか、ここ数年2月によく行っているのが奥秩父の「かやの家」だ。今回は電車で出かけた。こちらのお宿、秘湯巡りを始めた頃に出かけて、一発で気に入ってしまったところ。以来何回目になるかわからないぞ・・・
雪の季節でも、電車で行けるのが嬉しい。西武秩父から秩父鉄道に乗り換えて、武州日野で下車。そこから送迎の車で数分で到着する。
数分というが、人里離れた山の中にあり、秘湯という名前にふさわしい。毎回のことながら、ここへは疲れを癒すために来るのだ。
お宿から見える景色がいい・・・なんてこともない。お風呂も男女別に内風呂と露天風呂がひとつずつで、時間で入れ替える。
だが、このお風呂はお宿の名前どおり、「榧」の木でてきていて、露天風呂に入ると流れる風と木の香り、それに適温のお風呂に癒される。
いつものようにチェックイン直後、夕食前、夕食後とこちらに入る。疲れが温泉に溶け出していくのを感じる。
多くの秘湯のお宿でも同じだが、こちらに来ると21時まで起きていることはまずない(笑)。ひたすら寝て、翌朝早く起きる・・・
朝には入れ替えになったお風呂に入る。トップ写真のこちらだ。こちらは内風呂から少し通路を抜けていくので、この季節は内風呂で温めてから行く形。
寝すぎて腰が痛かったりするが、それもまたこちらのお宿ならではと・・・またこちらのお宿は子供NGなので、静かな大人の隠れ家の体をなしている。
温泉も規模が小さいので密になることもまずなく、ゆったりと入れるのが嬉しい。数々の魅力的な秘湯の中で、毎年のようにこちらに来るのは、なんとも魅力があるからだ。
おそらく20代~30代だと、魅力を感じなかったかも知れない。それくらい、何もないのだ。ただ、秩父そのものは東京から気楽に行ける観光スポットだし、遊びはそちらに任せて・・・というのが正しい過ごし方かと。
今回もバッチリ、デトックスをして、お宿を後にした。