アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

紀平の逆転優勝で感じた強さ

2018-11-25 17:23:17 | マニア

鮮やかな逆転優勝、今やスター街道まっしぐらの紀平梨花であるが、このフランス大会の演技を見て、勢いだけではない強さ、クレバーさを強く感じる演技であった。

 

 紀平、逆転VでGP2連勝!ファイナル出場権獲得 三原が2位 フランス杯

 フリーでは冒頭のトリプルアクセルが回転不足かつなんとか持ちこたえての単独になった。そして、続いてのトリプルアクセルをダブルにして確実にコンビネーションにした

 これを見た瞬間、ファイナルは決まったといえよう。シニアデビュー一年目でのこのクレバーさにはある種とてつもないしたたかさを感じた

 

 演技順がSP一位の三原の次というのも幸運だったはず。さらにいえば、ファイナルには4位以内でいいという精神的な余裕もあったとは思う。

 それにしても・・・というべきか。さらに、その後のトリプルジャンプでは手を挙げて加点を受けるやり方をしていたし、なかなかすごいとしか言えない。

  

 また、この大会ではメドベージェワが奮わなかった。フリーでも、精彩を欠き、ダブルアクセルで手をつくなんて誰が予想しただろうか。

 平昌のときまでの絶対的な強さからは別人のようなできばえであった。一方で、三原は久しぶりにいい演技ができたと言えそうだ。

 

 真凛ちゃんもトリプルがダブルになるなどの取りこぼしはあったが、それでもSBを出し、アメリカ杯から上向いていることを示したようだ

 残念ながら、三原はファイナルには届かず、坂本がファイナルに滑り込んだ形。これでファイナルの女子はロシアvs日本という形になった

 

 それもメドベージェワ抜きというのは戦前の予想とは大外れだったが・・・こうなると、まさに浅田真央のデビューのときに被ってくる。

 ザギトワとの一騎打ち? なんて予感すらする。そのくらい今乗っている感じがする。それも勢いだけではなく、冷静に自分が見れているから・・・

 

 このままいくと・・・だ。まあ、言ってもしかたないが、NHK杯は欧米の有力選手はエントリーしてこないので、日本選手にとってはアドバンテージになる。

 よって、ここ数年でいえば、NHK杯に出た選手はファイナルに行きやすくなっているのが実状だ。紀平は(スケ連の思惑では)NHK杯での優勝までは予定していなかったはず。

 

 逆にいえば、宮原はアメリカ杯で優勝していなかったら・・・という、いろんな意味でスケ連的には嬉しい誤算となったはず

 さて、ファイナルでの紀平にも楽しみはいや増すが、全日本選手権がいよいよ楽しみになってきた。

 

 間違いなく、宮原・紀平を軸に展開するだろうが、三原・坂本・本田なども・・・そうそう樋口の回復も気になるところだ。

 いやいや、ここ数年では一番ワクワクするかも・・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Unihertz Atomのカメラを模索 | トップ | 本田三姉妹躍動 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
美しくて、強い! (shima)
2018-11-26 08:53:24
紀平選手、本当に素敵でした!
トリプルアクセルを転倒せず持ちこたえる身体の強さ、瞬時に次のジャンプ構成を変える賢さ、そしてなんといっても、スケーティング全体がエレガントで美しい…!
ジャンプの前に“力み”など見られず、跳んでいる姿勢すらエレガント。
まさに、こういううスケーターを待っていた!という感じ♪
全日本ジュニア選手権はこれから録画を見て楽しみます。
グランプリファイナル、全日本では、3本のトリプルアクセルを決める紀平選手を見たいものです♪♪
返信する
まさしく ()
2018-11-26 09:51:57
shimaさん
いつもありがとうございます。まさしくおっしゃるとおり、強くて美しいスケーターが出てきたという感じですね。
アクセルの前動作は浅田真央選手にそっくりですが、その他のジャンプはしなやかで美しいですし、浅田選手のデビュー時に比べ成熟したしなやかさと強さを感じます。
本来ならまだ、ジュニアにいてもいいくらいなのに、このレベル。久々にスター誕生ですね。
返信する

コメントを投稿

マニア」カテゴリの最新記事