おめでとう悲願の初優勝、まずは川崎フロンターレとそのサポーターの皆さんにお祝い申し上げたい。
昨日の最終節は、小生も手に汗握りながら何としても鹿にだけは負けたくないぞと。少なくとも、鹿の優勝を目の前でされるのは・・・
ということで川崎に優勝してほしかった。そのためには、ジュビロが鹿に勝つか引き分けし、かつ川崎が勝つことが条件となっていた。
川崎は試合開始早々先制し、その後も得点を重ね、圧勝の勢いとなり、優勝の行方を握るのはまさにジュビロとなった。
前半はほぼ互角の展開で0-0。鹿的には得点かと見えたシーンがファウルで認められなかったのがあったのが、納得しにくかったかも。
後半に入ると鹿の猛攻が始まり、何度もピンチを迎えたが、何とか集中を保ったのと、鹿のシュートミスにも助けられた形でしのぐことができた。
かくして、結果はご存じの通り。結果勝てなかったことで、ジュビロは5位から6位になってしまったが、気分は最高である。
ふと、かつての思い出がよみがえってきた。2003年11月29日のこの試合だった。優勝に向けて、小生も横浜に出掛けていた。
この時点でジュビロが首位、鹿が二位、横浜が三位と優勝可能性のあるチームは三チーム。ちなみにジュビロは引き分けでOKだった。
横浜が優勝する条件はジュビロに勝ち、かつ鹿が引き分け以下だった。この日はジュビロが先制、後半に横浜が追いついたものの、鹿も1点リードしていて、ほぼ横浜はノーチャンスだった。ところが・・・
まず横浜スタジアムではロスタイムに中途半端なバウンドのボールがジュビロのGKとDFの間ではねて、一瞬お見合いした瞬間、横浜の久保がヘッドでループシュート・・・
この瞬間、ジュビロは優勝を逃したのだが、この時点では鹿の逆転優勝・・・ところが、さらに次の瞬間、会場のビジョンに映し出されたのは浦和のエメルソンがロスタイムに同点シュートを決め、うなだれてピッチにうずくまる鹿の大岩の姿だった。
ちなみに、このときに名波も大岩も現役で両チームで出場していたという・・・
このことを思い出しながら、鹿が最後の一瞬で得点するチームだと、それも特にジュビロに対して・・・と思いながら、ドキドキしていた次第。
きっと川崎もそんな思いでドキドキしていたのだろうなあと。逆にジュビロの試合終了後のセレモニーでうなだれる鹿サポのお姉さんたちの姿もテレビに映し出されていた。
さて、その時は優勝のシャーレは横浜スタジアムにあったので、何の問題もなかった(ジュビロ的には大変悔しいセレモニーだった)が、今回はそうはいかなかった。
川崎には申し訳ないが、この試合開始時点でシャーレが磐田にあるのはしかたないわけで、ご存じの通り、いったんは紙のレプリカでのセレモニーとなった。
遅くになって、本物が等々力に届いたそうだが、話題になったのが風呂桶を持ち上げる中村憲剛の姿。これには小生激しく感動した。
というのは、川崎は地域密着を旨とし、川崎にある春日山部屋とのコラボや西城秀樹のミニライブなどたくさんの取り組みをしてきていた。かねてより何度も言っているが、地域密着こそがスポーツの在り方だ。
その中でこの記事にもあるように、お風呂んたーれとして銭湯とのコラボもやっていたし、その流れでテルマエ・ロマエの公開とコラボし、始球式に宍戸某が出てきて、「セントウ体制は整いましたか」なんてやっていた。(この試合ジュビロ戦だったので見てしまった)
となれば、まさしくこうした地域密着の象徴が風呂桶なわけで、これは素晴らしいと。
かつてはシルバーコレクターなどとも揶揄され、また表彰式でよろしくない光景が非難されたこともあったが、いよいよ川崎も名実ともに名門になったと言えそうだ。
また川崎とFC東京で多摩川クラシコなんて言い始めた頃は、「えっ?」なんて雰囲気もあったが、いよいよこれも歴史になってきた。
さあて、まずは川崎サポーターの皆さんにはゆっくりと勝利の美酒に浸ってほしい。おそらく、次はうちだとクラシコの相手FC東京も思いを新たにしていることだろう。長谷川健太が新しく監督になるようだ。
小生のサッカー談義仲間の忘年会は、湘南・川崎・FC東京のサポでの飲み会だ。今回は湘南と川崎の優勝で祝賀会となった。盛り上がりは必至だ。
さあて、次はうちか・・・あっ、三鷹市在住のFC東京サポが虎視眈々か・・・いずれにしろ、鹿が勝てなかったことは小生にとっては嬉しい結果であった。
あらためて、川崎おめでとう。湘南おめでとう!!!
開始直後の得点で、アナウンサーが「このままいけば、フロンターレ優勝の状況」と言った時は、“あと90分、早すぎるでしょ”、と突っ込みを入れてしまった私。
前半終了間際の得点で気分よくBSを見ていましたが、後半、アナウンサーが繰り返す「ヤマハスタジアムは、まだ動きなし」のたびに、“ジュビロ、がんばれー”を何度叫んだか!
ワンセグで地上波の状況も見つつ、試合展開からして、フロンターレと叫ぶより、ジュビロと祈るように叫んでいたほうが多かったです。
アディショナルタイムが、両スタジアムとも5分と表示されたのも、シビレました。
いやー、ジュビロの頑張りに、本当に感謝!
ありがとうございました!
小生にとっても、最低でも負けないことにプライオリティがありましたし、川崎に優勝してほしかったです。
川崎もジュビロも得点を取りにいく見ていて楽しいサッカーです。ガッチリ守ってしのぐサッカーに天下を取らせたくないですからね。
これからも両チームの活躍に期待です。