小生の実家の東伊豆というとご存じ伊豆急行線の沿線になる。小生がガキの頃は、通学の足として毎日利用した。
ところが、昭和53年1月に発生した伊豆大島近海地震で、長期間不通区間が発生するなど、経営上も大変苦しい時期があったりした。
当時は組合側もベアの数年間凍結を会社に申し入れるなど、労使での取り組みが実り、今でも頑張ってくれているのは嬉しいところ。
そんな中、昭和60年に導入したのが、リゾート21という普通列車だ。伊豆急線が単線で、常に片側が海に面していることを逆手にとって、海側の座席をオーシャンビューに仕立て、山側は普通の座席という非対称の仕立てとしたもの。
夏場の混雑時には座席が少なくなるというデメリットはあるが、トータルでみれば好評で、現在まで形を変えつつ継続している。
そんなリゾート21の最新型のキンメトレインに先日乗る機会があった。とりあえず何も考えずに飛び乗ったのだが、その車両が「東伊豆町」のテーマだと知った。
このトレイン、伊東に向かって先頭が熱海市、続いて伊東市、東伊豆町、河津町、キンメダイ特別室、下田市、南伊豆町という編成になっているらしい。
キンメを共通テーマとして、各町ごとにラッピングされているという。車両はキンメを模様にしたシートになっている。
さらに車内の広告のところは、東伊豆町の観光スポットや、イベントなどの紹介で網羅され、山側の席の上からぶら下がっているのは・・・
おお、稲取の「雛のつるし飾り」ではないか。今各地で、同様のものが紹介されているが、つるし飾りとしては元祖のひとつで、日本三大つるし飾りになっている由。
ちなみに「つるし雛」という人が多いが、地元の人によると「雛のつるし飾り」というのが正しい由。こんな観光スポットもある。
かくして、東伊豆町ムードたっぷりに電車で過ごすことができた小生である。今回はたまたま東伊豆町の車両に乗ったが、次回はぜひ違う町の車両に乗ってみたいぞ。
キンメとはあまり縁のなさそうな河津町などがどんなラッピングになっているのかなとか、伊東市はどんなことになっているだろう・・・なんて楽しそうだ。
また伊豆に電車、それも普通列車で行く機会もありそうだ。
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