峰温泉の大噴湯

河津といえば、近年では河津桜の名所として名高いが、元々は伊豆の温泉地として開けてきたところである。


　小さな町であるが、何箇所か温泉が出ている。その中のことつ峰温泉というのは大正時代に自噴泉が発見されて以来の温泉地だ。
　ここの自噴泉は東洋一とも言われているくらいだそうであるが、考えてみれば生まれてこのかた、来たことがなかった。

　諏訪の間欠泉は見たことがあるんだが・・・さてさて、と思い入ってみると、小さな公園のようになっていて、無料で楽しめる。
　自噴泉の出る時間には少し間があるということで、見ていたら、ご覧のゆるキャラがあった。名付けてフントー君という。

　噴湯に奮闘を掛け、頑張るあなたへ・・・というノリでおみくじなどもあった。大吉ならぬ大フントー・・・とか（苦笑）
　ちなみに生卵を温泉に漬けてゆで卵にできるコーナーもあり、何人かのお客さまが楽しんでいたが、温泉とゆで卵をセットにしたのは誰が最初なんだろうか。


　愚娘などは、温泉というと卵があるものだと思い込んでいる時期があったくらいだ。確かに箱根などでは、大量の卵のお土産を売っている。ほんとに温泉か？と思うくらいだが。
　さて、自噴泉の吹き出す時間がやってきた。係の人がパイプをつなぐとほどなくして湯気がまっすぐ上に上がりだす。

　そして、右写真の通り、高らかにお湯が噴出してきた。やぐらの高さが７ｍくらいか。その上にさらにかなり高く上がる自噴泉は確かにちょっと見ごたえがある。
　おお・・・なかなか・・・と思いつつ、ほどなくして試合終了。またしばらく貯湯するようだ。やはりここも微妙にお湯が減ってきているのだろうか。

　峰温泉は今ではかなりひなびた温泉街であるが、近くには日帰り温泉施設の「踊り子会館」などもあり、バガテル公園など河津桜以外のスポットもある。
　伊豆に来られたら一度立ち寄る価値はあるかも・・・って、小生やはり観光大使かも（笑）