花緑ごのみ

さて、相変わらず落語三昧の小生、先日はお気に入りの一人、柳家花緑の花緑ごのみに出掛けてきた。



　昨年のクリスマスのときはチケット取るのに苦労したが、今回は楽勝。結果、会場は余裕があった。入れ物が大きいのと、昼夜二回講演というのがきいたかも。
　さて、開演だ。いきなり入る花緑、前座を立てないのが、この会の特徴。冒頭、楽しそうに話す花緑。マクラは長かったが、会場のノリがよく、まったりとはしていなかった。

　何をやるのかが気になりはじめた頃、吉原の話になってきたので、もしかしたらと思ったら、予想どおりの「明烏」だった。
　おお、花緑の明烏って、何回目だろう・・・といいつつ、今や花緑の十八番といってもいいネタである。しかも今回もいい仕上がりだ。

　この日の場内のノリがいいので、いつも以上に盛り上がるし、本人もいつもより派手な演出をしている。あっと気が付いたらサゲになっていたが、十分楽しめた。
　中入りにトイレに行ったら、和服姿の男性が前に並んでいる。おっ、もしかして・・・この人は・・・と思ったら、テレビ等によく出ている某有名人だった。だからなんだというのではないが・・・(汗)

　さてさて、後半の開始だ。ネタは「三軒長屋」だった。うーむ、昨年末の花緑ごのみで、ネタおろしを聞いて以来であるが、あのときは出来がよくなかったが・・・
　後で知ったことだが、当日はかなり体調が悪かったようだし、ネタおろしだったし・・・で、辛かったが、この日はかなりこなれていた。

　テンポもかなりよかったし、本人はなかなか馴染めないように言っていたが、十分聞かせてくれる。
　最後のサゲに行くまでのたたみかけは、なかなかいい感じだったし、サゲも爆笑とともに大拍手だった。むむむ・・・この会場のお客さんのノリがさらに盛り上げたか。

　ともあれ、今回も十分楽しませてくれた。やはり個人的には花緑はいいなあと・・・