アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柳家さん喬独演会@三鷹星のホール

2021-12-20 06:00:00 | 落語

三鷹にある星のホールは落語を聞きに行くのにちょうどいい入れ物で、会員にもなっていて、よく出かけていたが、コロナ禍で会が延期になったり、入場者を半分にしたりとがあったりで、チケットが入手困難になったりしていた。

 

 そんな中、柳家さん喬の独演会のチケットが取れたので出かけてきた。というのも、サブタイトルに柳家さん花真打昇進披露というのがあったからだ。

 個人的にはさん喬は好きだが、ネガティブな部分として、写実的に過ぎるので、時間が長くなるというのがある。

 

 会場について、パンフを見ると・・・ゲゲッ、この番組はどうよって・・・真打昇進の口上、前座に始まり、落語が6席だ

 うーん、これはちょいと消耗戦になるかも・・・と覚悟した。まずは前座の小きちだが、「子ほめ」だった。声はいいが、ちょっと上手くやろうという空気が見える。

 

 だが、昼下がりの睡魔に襲われ・・・続いてさん助が登場。ネタは「狸鯉」だったらしい・・・冒頭のところしか覚えていない・・・

 そしてさん喬の一席目だ。始めたのが「妾馬」だ。よく昇進のお祝いにやられるネタだが、時間がかかるのはしかたないとして、さすがにさん喬、しっかり聞かせてくれた。

 

 中入り後、喬之助が登場。始めたのは・・・おっ、これは「引っ越しの夢」じゃないか。久しぶりに聞くぞ。

 そして続いてさん喬の登場、今度は・・・「転宅」だ。さすがはさん喬というべきか、こなれ方は熟練という感じ。

 

 考えてみれば、小生が初めてさん喬を聞いたのは、学生のときで、二ツ目がたくさん出る勉強会的な落語会だった。

 1980年に真打になって、41年か・・・当時からいい感じだったが、この積み重ねた年月が、かくもいい噺に仕上がっているのだと実感した。

 

 そしてトリのさん花が登場。前回の鈴本の「棒だら」は緊張が見えたが今回はどうだろう・・・おっ・・・これは「寝床」だ

 二ツ目時代にも聞いた記憶があるが、さん花の個性がよく出ていてとてもいい感じに聞けた。

 

 ときに、こうして師匠があえてトリをやらせてくれたのだが、喬之助とかさん助はどうだったんだろうか。

 それだけさん花に期待しているのかしらんとも思ったが・・・さん喬一門も大所帯だそうだが、さん花に以前聞くと、本当にいい人柄の師匠だという。

 

 ますますの一門の繁栄を願いたいものだ・・・が、さすがに3時間オーバーの落語会はいささかお腹一杯になってしまった(汗)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ある日の階段にて | トップ | 江戸で伊豆の魚を・・・伊豆... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

落語」カテゴリの最新記事