アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

残業への評価が日本をコントロールする?

2013-10-05 05:26:08 | つれづれ
イタリアンオヤジを気取る小生、およそ勤労意欲とか長時間労働なんてものに縁のない窓際族をやっているが、先日目に留まったのが、こんな記事

 長い日本人の労働時間の原因は何か・・・という表題がついているが、言うまでもない、その原因は残業時間の長さだ。
 まだ小生が出世を夢見て頑張っていた頃、定時退社というのは夢のまた夢だった。というよりも、建前はともかく残業しないで出世などありえなかった。

 トップ写真は時間あたり各国のGDPだが、これを見ると日本人の労働生産性の低さがよくわかる。いや、この統計は表に出ている労働時間で、いわゆるサービス残業は入っていないはず。だから実質はもっと生産性は低いことになる。
 ではほんとに低いのか・・・そこに、この記事の本質はあるように思う。

 小生の若い頃も今もあまり変わっていないはず。建前上、残業は管理され、つけてはいけない空気が醸成されている中、遅くまでいることが頑張っている=評価される、というなんとも納得できない価値観が支配しているからである。
 少なくとも、上司より先に帰ることは許される雰囲気ではなかったし、子供のことで休めば、「男のクセに」なんて嫌味を言われる。


 右写真のように、出社時間は大差ないのに、他国よりも圧倒的に遅い帰社時間。そのことで犠牲になる家庭での時間、いや家事への参画。
 かくして、女性は家事に固定化され、子供のことすらまともに対応しない(忙しくてできないとは言わせない、対応する気があれば帰れるはずだ)男たちがズラッと。

 どこかの国の総理大臣が、女性の社会進出とかなんとか言っているが、そのために何が一番阻害しているのかを真剣に考えるべきだろう。
 国民年金の三号被保険者なんて、およそ不公平きわまりない制度がのうのうと生き続けていることも、そうした女性の社会進出を妨げているひとつだと思っている。

 女性が社会に進出するのは大賛成だが、そのためのメリットと環境をとことん整えるために、まず男たちが無駄な残業をやめ、残業をやっていることに評価するという価値観を根底から変える必要があるだろう。

 そうすれば、労働生産性はたちどころに上がる・・・そんな気がする。って、こんなマジメに語っていいのかしらん(汗)
 えっ、それ以前にお前は仕事しろってか・・・はい、絶対しませ~ん。
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