清流の宿「たむら」は民宿という扱いの様子。日本秘湯を守る会のお宿には、実質民宿? という小さなお宿も多いが、こちらのお宿のおもてなしの内容やレベルはしっかりした旅館のそれに負けないものだった。
民宿ということで、布団のセットなどはセルフだが、ご家族での運営ということで、そこは気にならない。っていうか、気になる方にはオススメできない。
入館すると、女将さんが出てきて、お風呂の説明などを手際よくしてくれる。このシンプルにしてスマートな説明は素敵だった。
二室のみということで、元々あったお部屋も使用されないところもあるが、サービスのクォリティとスタッフの効率を考えるとこれがベストなんだろうなあと。
お部屋にトイレはないが、それぞれ専用のトイレが用意されているし、館内は清潔だし、ちょっとした飾りものもセンスを感じる。
食事は派手さはないが、丁寧な仕事がうかがえるもの。あれ・・・天ぷらはこれだけ? と思ったら、揚げ立てを順次持ってきてくれるという。
気持ちも嬉しく、お酒もすすむ。女将さんといろいろお話させていただくと、ホスピタリティあふれるお気持ちが感じられる。
地味にWi-Fiも設置されていて便利だったし、施設的に不満に感じるところはなかった。朝の食事も、丁寧なお仕事がうかがえるものだった。
箸袋もちょっとかわいくて女将のセンスがうかがえた。
さて、今回はチェックイン当日は曇り基調だった(左写真)が、夜中に雪が降り、朝には晴れていたが、ドサッと積もっていた(右写真)。
お宿から道路まではちょっとした坂道になっていて、この状態で歩くのも大変なのだが、ご主人が丁寧に除雪してくださり、さらに下に停めてある車の雪かきもしてくださった。
以前大丸温泉で、スタッフさんが同様にやってくださったことを思い出したが、こういうシーンって、心が暖かくなる。
こういうお宿に来ると、お宿は施設や派手な料理などよりも、おもてなしこそが、もっと大切なのだと思わせてもらえる。
書くまでもないが、お宿の料金もお安く、その内容から見ればコスパ抜群と・・・
おかげさまで帰路も快適に進み、気持ちよく・・・リピートすべきお宿がまたひとつ増えてしまった(汗)
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