毛沢東のそっくりさん

ネットのニュースをたぐっていたら、こんな話題が出ていた。中国の四川省で、故毛沢東主席のそっくりさん女性が地元の注目を集めているというのだ。

毛沢東のそっくりさん女性、四川省に登場(ロイター) - goo ニュース

　えっ、それって・・・と思ったら、ものまねでテレビ番組に出演したのがきっかけだという。それにしても、毛沢東といえば、バリバリのおじさんにしか見えないが、女性がそっくりさんて・・・微妙(笑)
　まあ確かに、写真を見る限りは似せようという努力はうかがえる。

　笑ってしまうのは、ニュースの中の次のくだりだ。
　ただ、簡単に見える「ものまね」の裏には、細かい部分にまでこだわった周到な準備が隠されている。メークアップや後退した生え際の再現に約８００元をかけている～(中略)～この経済的問題と周囲への理解を求める目的で、メディアへの露出を始めたというヤンさん。しかし、その一方で、家族の理解を得るのは難しいという。

　ウハハハハ・・・つまりは、コスプレにお金をかけていることが家族に理解されないから、コスプレでメディアに露出しているっていうことか(爆)
　そりゃあ、やっていることが効果を挙げないのは当然かと・・・って、よく考えたら本人はやりたくてやりたくてたまらんわけか。

　しかし、かの国では、主席の名前を誤植してしまったニュースの関係者が処分されるというくらいに偉い人に対してはシビアなんだが。
　まさか、生え際とか、細かい部分でもしっかりまねしないと怒られるとか・・・って、そこまでしてやる義理はないだろう。

　そういえば、中国で歌舞伎公演があったとき、「毛抜」という題の演目は拒否されたことがあった。毛を排除することになるからという。
　よって、このものまねも、ひとつ間違えると、処罰の対象になるのかも。もしかして、家族もそんなリスクを負う必要はないぞって、冷静に見ているのかも。

　ともあれ、彼女が家族や周囲から理解を得られ、かつ経済的問題をクリアできる日が来るのを祈りたい。