ご存じ「日本秘湯を守る会」のお宿巡り。その中でも一番のお気に入りが仙仁温泉「岩の湯」である。こちらは日本でもっとも予約のとりにくいお宿とも言われている。
基本として予約は一年前という難関だが、それだけのお宿ということになる。これまでは夏の季節に来るのが定番であったが、秋に一度難関を勝ち抜き(苦笑)、行ったことがある。
ということで、季節を変えて春にも・・・と思い、再び難関を勝ち抜いて・・・行く機会に恵まれた。と言いながら、予約したのは昨年の春だからずいぶん待っていたのだが・・・
今回も、時間を見計らいながらチェックインタイムの14時ぴったりに入館する。門から橋を渡ると、極上の一日の始まりである。
手続きを済ませたら、まずは貸切露天風呂に直行である。夢想の湯・野守の湯・風姿の湯と名付けられている三か所の貸切露天風呂は空いていればどうぞというスタイル。
それだけに週末だと争奪戦も厳しいので、早めのチェックインが必要なのだ・・・この日は運よく待つことなく風姿の湯に入ることができた(トップ写真)。
都心と比べれば数度は寒い地域だが、露天風呂の温度も適温で、いつまでもゆっくり入れる。さらに出たところ、運よく野守の湯にも入ることができた。
となれば犬神家なんかも自由自在に・・・さらにここから、大浴場の洞窟風呂に行くのがいつもの展開。
ついでにいえばそこからラウンジでビールを飲むのもお約束だが・・・そしてここから夢想の湯にも入れたので、早くも全部網羅することができた。
小生の秘湯のお宿のパターンは、温泉にひたすら入り、食事をして、そして早めに爆睡して、翌朝も温泉三昧というもの。今回もそのパターンで「何もしないをした」。
その翌朝は大浴場に誰もいないというラッキーにも恵まれた。本来は撮影ご法度なゾーンだが、こっそり失礼してしまった。
さらに朝の風姿の湯も格別という・・・貸切風呂の間にある休憩室でのひとときもゆったりと楽しく、ハンモックに揺らされると、また睡魔も・・・と。
もはや10回以上ものリピートになっているお宿だが、多少の慣れはあるものの、魅力は色あせない・・・
それは真に「何もしないをさせてくれる」ことにお宿が尽くしてくれるからだろう。お客のリクエストに気持ちよく応えてくれる・・・
お風呂もそれぞれがバラエティに富み、どんな客層にもマッチするのもそのひとつの回答だろうと・・・
カップルで来るのもよし、家族で来るもよし、そしてグループでの旅もまた・・・一年後の約束を楽しみにできるお宿である。
いつものように食事等は別稿にて・・・
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