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かねてより小生スピードスケートの小平選手の大ファンである。コメントを聞いていてすぐわかるのは彼女が極めてクレバーだということ。この点は異論はあまりないだろうと・・・
そして、それに加えて彼女がなんとも人間として人柄が抜群だというところがにじみ出るように感じていたこと、その人柄が顔に出ているところなどがお気に入りポイントだ。
平昌のレース前にはこんな記事も上げたことがある。そして、500mのレース後の小平選手と李選手のウイニングランのシーンは世界中に感動を呼んだ。
そこから一年経ったところで、この二人が平昌記念財団から日韓の「友情賞」が贈られたというニュースがあった。
テレビを見ていたら、小平選手が「こうした心の交流が五輪の無形のレガシーとして残ることが意味がある」ということを言っていて、この辺も彼女のクレバーさを示していた。
また、小平選手は「思いがけず大きな注目を浴びたが、私たちにとっては自然なものだった。感動が語り継がれていくことを願う」とも・・・
この平昌記念財団、3月31日に解散した平昌五輪組織委員会の事業を引き継いだ形の組織で、たちまち二人を表彰したのは政治的な思惑も・・・という声もあるようだが・・・
というところで、ふと思ったのが・・・スポーツの政治利用という視点。このニュースのちょっと前にイチローに三度目の国民栄誉賞を打診して断られた話があった。
あくまで個人的な感想だが、とてもイチローらしいクレバーな対応だったと思った。おそらくイチローは国民栄誉賞をもらうのがイヤなのではなく、それを政治的に利用されることがイヤなのだろうと小生は感じた。
もちろん受賞した方々に文句があるわけではないが、逆になぜこの人はもらえないという人も目につき、人選やそのタイミングはかねてより取りざたされてきた。
考えてみれば平昌五輪の時でいえば羽生選手の連覇に誰もいちゃもんはつけないだろうが、高木姉妹や小平選手の李選手とのエピソードを含む活躍だってそれに匹敵するとも・・・
まあ、クレバーな奈緒ちゃん(←急になれなれしい)が、仮に国民栄誉賞を打診されたって、辞退しそうだが。
話を戻そう、政治的な思惑はさておき、受賞したこの二人の関係は1990年代のジュニア時代からのものという。お互いのスランプのときなど相手を励ましてきたという。
五輪後に李選手から小平選手に届いた「奈緒がいて私がいる。私がいて奈緒がいる」というメッセージは今回のエピソードの象徴でもあり、まさにレガシーであろうと。
小平選手は英語はもちろんオランダ語も流暢に操り、韓国語も・・・でオランダでもリスペクトを集める存在。その影響力はすでにグローバルなものといえそうだ。
ありえないこととはいえ、小生に小平選手のような娘がいたらなあ・・・と。いや、本音は彼女にしたいなあ・・・(←やはりオヤジ丸出し)
国民栄誉賞って、今や政権のカンフル剤、みたいなものになっていますね。
いつもありがとうございます。激しく同意です。かつては現役引退したらと言っていたイチローですが、今回は「人生に幕をおろしたら」となりました。
その思いはしっかり受けとめるべきかと。