落語の「時そば」の中のセリフに、「物は器で食わせる」というのがある。まあ入れ物がよければ中が多少悪くても・・・てなセリフだが・・・
そんな前振りをしたのは、この日入ったステーキのくいしんぼがとてもよかったからだ。場所は日吉、最初はラーメンでも・・・と思いながらフラフラと。
すると気が付いたのは外に待ち客が並んでいるラーメン屋さんと、ガラガラのラーメン屋さんが両存しているということ。
もちろん、それは味に比例しているはずで、この日は時間があまりなく、並ぶのは・・・でかといってガラガラは・・・と。
そんな中、目に留まったのがステーキの「くいしんぼ」だった。このお店はチェーンであちこちで見かける。六本木のお店に入ったことがある。
入店すると、元気だが耳障りなほどでない声で「いらしゃいませ」と。あくまで個人的な感覚だが、たまにケンカごしのような大声で言われる店があるが、あれは辛い。家系を名乗る家系? という某チェーンはそんなお店だが・・・
いい感じの声のお姉さんは、なかなかガタイのいい女性。メニューを見ながらビッグチキンステーキをお願いした。
当然ライスはけっこうですと言ったところ、「お値段はそのままになりますが」と。もとよりノープロブレムだが、その説明の印象がいい。
さらに簡にして要を得つつも丁寧な印象のある説明で、いろいろ案内してくれる。お店のサービスでセルフでのワンドリンクサービスとのこと。
この機械が調子が悪いとみるや、対応してくれる。なんとも手際がいい・・・そしてまずスープとミニサラダが出てくる。
サラダもおあいそのようなものだし、スープも雑な印象だが、なにしろスタッフさんの接客が気持ちいい。
言っておくが、見た目が可愛らしいお姉さんで・・・というのではない。その人のいい性格や元気な雰囲気が気持ちいいのだ。
さて、メインが出てきた。もはや味など疑う余地はない。はたして抜群に美味しかった。こりゃあ、料理の味も五割マシ、いや十割マシだぞ。
冷静に料理についてコメントすると、チキンステーキ自体は270gというが、サイズ感もいいし、ソースの味も良かった。
強いていえば、フライドガーリックチップが大量に乗っていたが、これが本気で多かったくらいだ。
さて、大満足でごちそうさまと。お会計をするときに、思わずスタッフさんに「気持ちのいいご対応ありがとう」とお礼を申し上げた。
日吉の「くいしんぼ」、めったに行く機会はないが日吉に行ったらキマリだな・・・
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