さて、平の高房の温泉と料理について二本の記事をアップしたが、三本目は平の高房の魅力についてまとめてみたい。
温泉よし、料理よしのお宿であるが、実は建物とトータルでのもてなしのもたらす空気が最大の魅力と考えている。
まず建物だが、このお宿は元々木材を扱うお店だったということで、木をふんだんに使った建物で、敷地は大変ゆったりしている。
トップ写真は、部屋の廊下だが、「神の舌を持つ男」のロケで向井理がふんどし姿で走ったところだ。
ロビーもとても広く、かつ天井も高いため、ゆったりとした時間が流れる。静かな空間は癒しの空気を漂わせる。
この日は、午後のお風呂上りにロビーに行ったところ、女将がいて「甘酒をサービスしていますが、いかがですか」と。
この甘酒が、酒粕でなく麹を使った本物で、甘さがなんとも優しい・・・またこういうときの女将がさりげなく自然体で、押しつけがましくもなく、静かでいい。
この日、たまたま女将が中居さんと話しているのを聞く機会があったが、我々に対する態度とまったく同じ空気である様子。なるほど・・・スタッフもみな、いい空気で働いているのがよくわかる・・・
だからバス停までの送迎のスタッフも、他の宿のお客さんからの質問にも誠実に対応していたりする。このお宿のスタッフ全員が優しいのだ。
以前の記事にも取り上げたが、大女将は今回も元気に売店に座っていた。御年90歳、ゆったりとレジを打っている姿が、いかにもこのお宿らしい。
今回はかまくら祭りのシーズンということで、夜はピストン輸送で何度も会場まで送迎してくれるが、そのスタッフはなんと宿のご主人だ。
さらに、ご主人と男性スタッフは、かまくら祭りに合わせ、敷地内にミニかまくらを作っていた。夏の竹の宵のときも、オリジナルの設備を敷地内に作っていた。
さらに、夏場に独自に蛍の夕べもやっている由。だが、こうした対応がすべて押しつけがましくないし、派手な宣伝などしていないのが・・・いかにもなのだ。
といいつつ、この女性は何? といわれるかも。実は湯西川温泉のあるお宿の女将さんだ。大変かわいらしい方だが・・・
平の高房の女将ではない・・・だが、さすがの小生も、いくらかわいくてもこちらの女将にはそそられない。というのも、平の高房の大女将のかわいらしさと、女将のキメ細かなもてなしにやられてしまっているからだ。
温泉も優しい、料理も優しい、建物も優しい、そしてスタッフが何より優しい・・・平の高房は、心が疲れたときには最適なお宿なのかも知れない。
平日の変な時期だとバカみたいに安い値段なので、ついつい美人女将の方へ行ってしまいます(^^;;
平の高房。次こそ行ってみます(^o^)/
確かにこのお宿、ネットでも格安プラン出てますし、なかなか賑わってるみたいですね。
平の高房はそこより、少し高いし、雰囲気は全然違うかと。静かに過ごすには最高ですよ。