アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

超絶の戦い決す!キム・ヨナ女王

2010-02-27 07:34:57 | マニア
いやあ、あまりにすごかった。すごすぎた。カナダが準地元というポイントに加え、ここ一番の集中力のある女王キム・ヨナが得点を出すことは見えていたが、それにしたって150点台に突入するとは・・・

 トータルの220点超えってのは、さすがの小生の予想を上回ってくれた。正直、二人の争いは210点台だろうと思っていたんだが・・・(汗)
 一方の浅田も相当な集中力は見えた。トリプルアクセル二発もクリーンに決まったし、ステップでは鬼気迫るものすら感じた。

 惜しむらくは、コンビネーションジャンプのわずかなミスと、何よりジャンプ前に足がひっかかり飛べなかったことだ。
 ここのミスがなかったら、予定どおり210点台になったはず。もちろん、それでもキム・ヨナには届かなかったわけだ。そのくらいキム・ヨナの得点は超絶したところにある。

 確かにあれだけの演技をされた直後のやりづらさとか、そもそも加点が付きすぎじゃないかといった意見はあるだろう。
 だが、今回の五輪がカナダで行われることは、とうに決まっていたわけで、そこを見込んでカナダに練習拠点をおいたキム・ヨナの方が戦略的だったというべきだろう。

 そうそう忘れてならないのは、地元カナダのロシェットだ。ホームの大声援を後押しにして、フリーでも浅田とほぼ同点をたたき出し、史上三人目の200点超えを達成した。直前のお母さんの急死とともに、長くカナダのヒロインとして語り継がれるだろう。
 そして考えてみればラストの六人にヨーロッパがいなかったことも特徴的だった

 コストナーやマイヤーなど名だたる選手が得点を伸ばせず、逆に鈴木の頑張りもよく光り、見事入賞だ。安藤は、内容の割に得点が出なかったが、むしろ、最後にひっくり返した長洲未来がすごかったというべきか
 うーん、語っても語っても語りつくせないくらいにすごい試合だった。

 この二人の戦いはおそらくソチまで続くだろう。そこまでに浅田としては、今回のキム・ヨナの150点というスコアを超える水準が求められる
 トリプルアクセルとトリプルのコンビネーションとか、トリプルトリプルが必要になってくるかも知れないし、あるいはキムのように演技面の磨きも必要かも。

 あっ、今年の世界選手権には中野も出るんだった。頑張れ、中野・・・って、突然何言い出すのやら・・・ともあれキム・ヨナ、そして浅田におめでとうを言いたい。
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4 コメント

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東洋の美 (shima)
2010-02-27 08:54:39
すごい闘いでしたね。あれだけのスピードの中で繰り出されるジャンプ、そして肩や腕の表現、表情・・・、審判じゃなくてもキム選手に得点を出さずにはいられませんでした!
長洲未来のフリーにも目を見張りました。上位6人に東洋の血が4人。「体格の良い」西洋系より、「しなやか」東洋系がジャンプ、表現ともリードしていく・・・、この傾向はしばらく続くのかしら。
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すごかったですね ()
2010-02-27 21:04:26
ひたすら感動でした。
でも、これがまたヨーロッパだったら違う結果になっていたかも・・・とも。
採点ものの宿命ではありますが、ただ今回の二人はそんなことを乗り越えてのすごさがありましたね。
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キム・ヨナちゃんって김연아または金姸兒って書くのね (虎波男女子★彡(こなみみなこ))
2010-03-01 13:53:31
 キム・ヨナちゃんの誕生日は1990年9月5日。

 そのころエリザベス大阪店で写真撮るとき、右手の人差し指と親指でピストルのポーズをする28歳の女装子がいました。本人は女スパイのつもりなんだろうけど。その女装子はいつのまにかエリザベス大阪店から卒業してしまいました。

 月日が流れて20年後、バンクーバーオリンピックでキム・ヨナ選手が、007シリーズの曲に乗って指でピストルを打つポーズをするのを見て、私と同じことしてる~~と思いました。

 その女装子って、今は虎波男女子★彡(こなみみなこ)/サッキュバスみなこって名乗っていますが。別に流行っていたわけじゃないんですよ>ピストルのポーズ。ただキム・ヨナちゃんの誕生日を見て、あれ~~~??と思った次第なんですよね。

 キム・ヨナ選手の「あなたがいたから、頑張ってこれた」。これも幾度も繰り返してきました。

 ほぼ同年齢の女装子を目標にして、彼女より綺麗になりたい。そのために努力したものなんですよね。切磋琢磨していって彼女は和装の麗人に、私は淫乱熟女と進んでいった道は違ったけど。いつの間にか彼女の足跡がネット上に見当たらなくなってしまいました。

 競い合った相手がいなくなってしまうのって、とっても寂しいものなんですよね。
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競い合った相手 ()
2010-03-02 15:19:55
どんなジャンルでも宿命のライバルというのはあって、それがお互いを高めていくというのは永遠の真実なんでしょうね。

中学生のとき、そして高校生になって、大学にいって・・・会社に入ってからも・・・って、気がついたらすっかり落ちこぼれていますが(汗)

相手が小生をライバルだと思ってくれている人がいるってこと自体がうれしいことかと。
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