キンメダイの話

いつものように朝の電車となれば、偽エルメスチェックだ。今朝はチャコールグレーのショートコート（６種類目のコート！）にジルコニアのブローチ、シルバーグレーのスカートに黒のレースのストッキング、黒の靴とバッグ。やはりオシャレだ。

　小生の田舎はキンメダイが特産である。小さい頃は、とにかく一年中食べていた気がする。慣れということは恐ろしいもので、子供の頃はキンメダイというのは日本中でタイの代わりに食べられる大衆魚だと思っていた。

　キンメダイが高級魚だと知ったのは、東京に出てきてからで、小さなキンメの干物が５００円していて吹っ飛んだのである。
　田舎の魚屋では、当時一枚１００円していなかった・・・え、なんだこれ、やはり東京の物価って・・・と思ったが、肉などは東京の方が安い。それがキッカケだった。

　キンメは実家では、甘辛の煮付けにするのが基本だ。それも砂糖をギンギンに入れて、ベタベタになるくらいにするのが正しい。
　東京などで、たまに食するときはスープが上品でダメだ。そんな魚だが、刺身も美味い。あと、最高なのが味噌漬けだ。もともとは保存食だが・・・

　アルミホイルで包み焼く。酒のあてにもなるし、おかずにはこたえられない。エルメスにも好評で、田舎に行くたびお土産にする。
　しかも漬けてある味噌は、味噌汁に使えるらしい。らしいというのは我が家ではやったことがないからだ。そのくらい、当たり前になっていることが贅沢なのかも。

　ときに、先日マッサージ店の待合室でＵＯＭＯを見た。例のイタリアンオヤジの雑誌だ。皮のブレザー９９万円なんてのが出ている（爆）
　これは、さすがの偽エルメスも笑いそうだぞ、なんてやってたら、こんな特集が・・・


　おお、こ・これは我が田舎ではないか！えっ、この寿司屋に料理屋って、知ってるぞという感じの特集だった。ちょっと笑ってしまう。
　その特集の前は、皮のブレザーなどの紹介、後ろは今乗るべき車として、ベンツとプジョーなどが載っている。うーん、微妙・・・

　さらに、その後に、「特集、４０代男性からのこんなメールに若い女性は引いている」というのが・・・（爆）。うわーっ、完全に４０代イタリアンオヤジの世界にうちの田舎が（汗）
　それにしても、なぜ・・・あっ、キンメだけにウオモってか（爆）