セキトリの話

表題を見て、朝青龍の話とか思われたむきもあるかも知れない。だが、純粋に席取りの話である。新宿や池袋あたりのロッ○リアあたりで、お茶しようとすると、「まずご注文なさってからお席にお進みください」といわれる。店によっては、席の入り口で店員がチェックしたりする。

　小生も、それが常識だと思っていた。だいたい、注文もせず、居座っている輩などいることがあるが、マナー違反もはなはだしい。
　ところが、ところ変われば品変わるである。先日大阪の喫茶店で目新しい看板を見つけた。「満席になることがあるので、先に席をお取りください」おお、なんと！

　注文の前に席を取ることを勧めている。これは、どういう意図であろう。ここは、スタバのようなタイプの店であり、注文をしてから席に進むタイプのはずだ。
　ということは、注文する際に席が空いていなければ、あきらめなさいということか。逆に言うと、席を確保するまで注文の列に並んではいけないのか(汗)

　確かに、小生嫌な経験がある。銀座のス○バで、夜２１時頃、人を待ったときのことである。注文をしてから、２階に上がった。４０席くらいはあったが、見事に満席だった。
　しかも、よく見たらそこに男性客は一人もいなかった(汗)さらに、よく見たら、卓の上に飲み物を置いている人は３～４人しかいない・・・

　小生、飲み物を持ち、席を探してウロウロした。逆の立場なら、席を譲る、そう思ったが誰も席を空けてくれない・・・いらついてきた。
　当てこすりのように、ある座席の横に立ち、立ち飲みを始めた。するとその席の女性は、店員にクレームをつけに行った。

　結果、小生は排除させられた。当然、小生反論した、「じゃあ、どこで飲めばいいのですか」「お客様、他のお客様がゆっくりお飲みになれませんので・・・」
　「そうですか、ここの店はこれから飲む人よりも、飲み終わってダベッている人の方が大事なのですね、わかりました」悔しい思い出である。

　もうこうなると、何がいいのかわからない。だが、待てよ、この大阪の店の場合は、こういう心配はない。やはり大阪、何かにつけ合理的である。
　さすが、と思ったが・・・よく考えたら飲み終わってダベッている人が、どかないのは同じか。オヤジもゆっくりお茶したいよ～(涙)