以前、大磯の鴫立庵というところで、落語会に出演させていただいたことを記事にしたことがある。2020年の2月のことだったが、今回2年ぶりに出演させていただいた。
今回で通算三回目の出演になるのだが、毎回大磯で電車を降りると風がまったく違うことに気付く。さわやかなのだ。
平塚や茅ヶ崎、そして小田原で降りてもそんな感じはしない・・・不思議だが、古くからVIPの別荘や居宅地として愛されてきたことの理由がわかるような・・・
今回、駅前でブランチしながら駅前を眺めていると、黄色いメルセデスがピッと停車した。これがやけにこの地に似合うなあと思ってしまった。
この駅前から数分の所にある鴫立庵は日本の三大俳諧道場であるが、その風情は駅前のハイカラな風景とまったく異なる。こちらの碑は鴫立の碑。かの有名な西行法師の歌にちなむものだ。
こちらの落語会は2か月に一度開催されていて、29回になるという。かれこれ5年やっているということになる。
今回もリピーターの方を中心に満席ということで、気持ちも盛り上がる。まず会の席亭さんが「人形買い」でウケをとり、二番手の方が「長屋の花見」で続く。
そしてラストで小生、事前のご指名で昨秋にやった「虱茶屋」をやらせていただいた。温かいお客様にも助けられ、なかなかのウケとなった。
終わって、数多くのお客さまから「背中が痒くなりました」とおほめの言葉をいただいた。やってみるまではどうかと思っていたが、この2回の口演で手ごたえは十分。
ひょっとして、これは「紙屑や」同様、こまったときの「虱茶屋」になるかも・・・って。
こうした、軽めのネタは数多く持っているとなにかと便利だし・・・とりあえずは、「鼓ヶ滝」とかもやってみたいなあ・・・と。
そう、「鼓ヶ滝」は西行法師にちなむネタだし、この会場にはふさわしいものだ。そういえば、前回も東海道にちなみ、「白木屋」を掛けさせていただいた。だとすると、次は・・・ってか。
しかし、この鴫立庵の会、なかなかいいのだが、いかんせん小生のところから遠いのが難点だ。もうちょい近いといいんだが・・・
と・・・次の出番を狙っている小生である(汗)
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