先日、お風呂に入っているときにふと浮かんだのが、かつてテレビ化されたアニメ「もーれつア太郎」だ。
天才バカボンなどと並ぶ、赤塚不二夫の名作のひとつで、父親が早く亡くなった少年のア太郎が八百屋を継ぎながら健気に頑張るというストーリー。
単なるギャグ漫画に留まらず、落語でいう人情噺的なものだった。なぜお風呂で思い浮かんだのかは謎だが、浮かんだのはその主題歌だ。
浪花節的な演歌の佇まいで、歌詞が頭の中を流れてきたのだ。調べたところ、桂京子さんという歌手の歌で、こちらでお聞きになれる。
その歌詞というのがこちらの写真の通り。♪こらえて生きるも男なら、売られた喧嘩を買うのも男、見せてやりたい肝っ玉。がんと一発しびれる啖呵、花のア太郎江戸っ子気質。
当時としてもかなり時代がかっていた感じだったが、妙に子供心に染み込んでいたことを思い出す。
江戸っ子気質なんて言葉自体が、今では落語くらいしか聞けないのではないかって・・・ついでに言うと、この漫画で登場したキャラがいくつかあった。
ニャロメとかケムンパス、べしなんかがそうだ。そうそう、ア太郎といえばデコっぱちも忘れてはいけない。ココロの親分なんかもよかったなあ。
ノスタルジーバリバリであるが、小生にとってはもしかすると落語的な人情に染まるキッカケとなった話なのかも知れない。
気持ちが落ちて・・・どうにもならなくなったとき、この歌を思い出すことにしたい。仕事などについてはとうにやる気も失せている小生、せめて江戸っ子の気持ちだけは持ち続けたいということで。
って、小生そもそも江戸っ子じゃないし・・・って(苦笑)
正直、あと一年くらいは仕事しないとなあ・・・持つかしら? 気持ちが・・・
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