アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

どう考えても納得いかない・・・

2013-07-23 05:21:00 | つれづれ
参院選が終わった。結果についてどうこういうのは、このブログにはふさわしくないので、どの党が・・・なんてことは取り上げるつもりはない。

 だが、この件についてはどうしても一言言いたい。納得できない。こちらのニュースだ。

東京・鈴木氏、55万票で落選=山梨・当選者の4倍【13参院選】(時事通信) - goo ニュース

 東京選挙区で落選した鈴木氏は55万票余りを得て落選。一方、山梨で当選した森屋氏は14万票余りだったという。その差約4倍だ。
 すでに衆院選についても違憲状態の判決が出ているにも関わらず、引き続き手つかずの状況。加えて参院選も見直しされた結果でも依然としてこんな感じか・・・憤りなんてものではない・・・

 日本の裁判所は政治家には甘く、仮にもうちょい見直しされて2倍くらいなら、「違憲とは言えない」なんて判決になるだろう。
 だが、欧米では、2倍なんて超ありえないわけで、法の下の平等は日本にはないと言ってよさそうだ。

 こういうことを書くと、「では都市部中心の政治で、地方はどうでもいいのか」と正論ぶった意見を言う人がいる。あえて言おう、「都市部中心の政治は当然である。現状は地方中心の政治になっている」
 東京は地方交付税交付金はもらえない。だから、東京に住んでいる人にとって税金は「取られるもの」であり、もらうものではない。逆に言えば、県単位の収支で言うと「もらうもの」となっている県が多く、しかも一票では優遇されていることになる。

 地方への配慮みたいな言葉で、大都市の人間はずーっと税金を取られ、一方で政治的には軽視されているということになる。
 ちなみに55万という数字は、鳥取県の全人口(58.8万人)にほぼ匹敵する、当然ここには未成年も含まれる。逆にいえば、鳥取県の総有権者数を上回る人数の票が死に票になったということである

 もはや県単位を選挙区にするなんて馬鹿なことをやめるしかないだろう。島根・鳥取2県で1人区で十分だ。ちなみに、この2県でも世田谷区・大田区の2区を足した人口に及ばない。また川崎市の人口という程度のものである。
 ついでにいえば、横浜市より人口の多い都道府県は10県(東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉・千葉・兵庫・北海道・福岡・静岡)しかない。

 こんなことをひとつひとつ積み上げて声を挙げていかなければ、永久に日本の都市部の人間は搾取される側になってしまう。
 いっそのこと、一都三県で独立国になった方がいいのかも知れない。これでカナダの人口より多いのだから・・・
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