人間ドックで健康になる?

今年の健康診断の結果が来た。当日の直前に体調不良だったことがあり、胃に食物が残っていたということで再検査となった。

　ということで人生初体験の内視鏡となったわけだが、小生こう見えてビビリで、身体に異物を入れるのが極端に怖かったりする。
　だからコンタクトレンズも小生ダメなわけで、ビクビクしながら病院に行った。まずは血圧をはかる・・・おお、とてつもなく高いぞ(汗)


　うーん、ビビリの影響か。事情を話し、ようやくお医者さんの許可が出た。それからのどに麻酔薬を注入、いい加減になってきた頃、いよいよ内視鏡の登場だ。
　オ・オエッ・・・うむむ、やはり来るぞ・・・と思いつつ、指示のとおり呼吸に意識を集中するとなんとか普通に入ってきた。

　なあるほど・・・これはヨガの呼吸ではないか。と思いながら、特段の問題もなく検査は終了したが、生検の結果はまだ来ていない。
　といいつつ、先日新聞に右写真のような記事が出ていた。なんでも人間ドックを受診した人の90%以上が何らかの異常を指摘されているというのだ。

　もちろん、不健康な人が増えているという見方もあるのだろうが、問題は正常値の範囲が毎年狭くなっていることである。
　小生の場合も、昨年は正常値だったある項目が、今年は昨年よりも改善しているにもかかわらず、正常値の見直しの結果、異常値としてメタボになった。

　知人の医師に聞いたら、このデータが正常である人は限りなく少ないはずだ、とのことだった。確かにこんな状況なら90%以上が異常になるのはむべなるかなだ。
　数年前に比べ、異常を指摘される人が20%以上増えたと新聞は論じているが、その論調は不健康が増えたという書きぶりだった。

　だが・・・はっきり言おう、人間ドックの結果、90%以上が異常となるということ自体が異常であるという議論をマスコミはするべきではないのか。
　日本人全員が病人になることを求めているのは、医療サイドであり、我々ではない。だからもうひとつ言おう。

　病気になりたくなかったら、人間ドックにいかず、病院に行かないことだと