アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

何から何まで加賀屋

2017-10-03 07:00:08 | つれづれ

さて、和倉温泉加賀屋の温泉や環境について記事にしたが、加賀屋は和倉温泉の圧倒的なブランドである。

  

 姉妹館も含めて、いくつも宿があるし、環境整備においてもかなり町に貢献している様子だ。だが、加賀屋本体のすごさも特筆ものだ。

 キョウコさんから事前に教えてもらったのは、「加賀屋は館内自体が観光名所ですよ」と。チェックインすると、館内の美術品を巡るツアーがあるという。

  

 2005年に箱根の富士屋ホテルに行ったときに、館内を巡るツアーに行ったことを思い出したが、これは参加するしかないだろう。

 細かく書くとキリがないので、まとめて書くが、館内のそこかしこに飾ってある焼き物や絵の多くは、人間国宝の手になるものだったり、エレベーターに沿って高さ37mの巨大な友禅があったりと、それはもう・・・いちいちすげえと

  

 ちなみにこの友禅はフロアに合わせて季節の花をあしらっている。たとえば小生が宿泊した5階なら、5月の花の藤が描かれていて、部屋も藤の間と呼ばれる。

 当然室内の掛け軸も藤の絵、さらに・・・夕食の箸置きや袋は当月の花で統一されている。すげえ・・・

  

 食事も部屋出しで、会席仕立ての素晴らしいもの。驚異的だったのは、この巨大旅館でこのようにしっかりしたものをキメ細かく提供していること

 小生がよく行く秘湯とは異なる世界だが、さすがにこれは・・・隙がないぞ。さらに言えば、歯ブラシやタオルなどのアメニティもしっかりしていて、手抜かりはない。

  

 また当日は地元の祭りにあたるということで、夜には御神輿と子供の獅子舞がやってきた。小生もガキの頃を思い出しながら、見に行った。

 そしてこの御神輿を見たところ、六角形の屋根の立派なもの。装飾も素晴らしく、この町の心意気を感じる。

  

 そして・・・小生的にトドメを刺されたのが、この御神輿についている提灯に神社の名前とともに、加賀屋の名前が記されていたこと

 つまり、この御神輿やお祭りにも多大な寄付をしていることがうかがえる。聞くと、和倉温泉の中では、加賀屋は新興勢力だという。

 

 だが、二代目の女将が着ていた80年前の素晴らしい友禅(トップ写真)を見るにつけ、すでにその頃からしっかりした経営をしていたことがうかがえた。

 いずれにせよ「何から何まで加賀屋」・・・さすがにその名はたいしたものだと。

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