さて、ご多聞にもれず、お盆に帰省した小生だが、ひょんなことから稲取銀水荘に格安で宿泊できることになり、せっかくの機会ということで宿泊した。
かつては東の銀水、西の加賀屋と称されたお宿だが、団体旅行の縮小やバブル崩壊等を経て、今はどうなのか・・・ってか、そもそも宿泊するのも初めてだ。
ゆったりしたロビーはさすがに大きなお宿を意識させてくれるが、逆にいえば「あさや」あたりのそれと比べて、すごいと思うようなものではない。
夏場ということで、宿泊者専用のプールもあるが、お風呂は規模こそ大きいものの男女別の大浴場のみ、この辺ももうひとつ物足りない。
大浴場は適温で、入りやすい。また露天もオーシャンビューで大きめだ。が・・・特筆モノではないかも。
批判的なことばかり書いているが、おそらく銀水荘がこの施設にした頃は、かなり先頭を走っていたものと推察する。
だが、その後いろいろなお宿が頑張っている中で優位性が薄らいだのかも・・・と。お部屋も今ではレトロ感のあるような普通のもの。
逆に食事処やラウンジはリニューアルして、新しくなっていて、夕食前に生ビールやフルーツなどを無料でいただける。
そして夕食だが、先付に続きお刺身や鮑の踊り蒸しなどが出てくる。いろいろな料理が出て、最後がキンメの姿煮だ。
写真ではサイズ感が伝わりにくいが、かなり巨大なもので、三人では食べきれないサイズ。逆にいうと、これは稲取産ではないな・・・と。
予想どおり、一口食べてみてはっきりわかったが、このサイズの稲取産を出すのは採算に合わないだろう。
ただ、夕食後はラウンジでデザートビュッフェがいただける。これはテイクアウトもできるし、なかなか好印象だった。
また翌朝のバイキングの朝食もなかなか充実していた。が・・・やはり昭和オヤジには銀水荘に対するブランドイメージと照らしてこのレベルか? と思ってしまった。
もちろん、何の不満もない。また来ますか? と聞かれれば、来ると言うだろう。だが、しつこいが、たとえば岩の湯や大丸温泉、あるいは桜田温泉といった「ならでは」の魅力があるかと言われれば・・・なのだ。
小生がガキの頃は、銀水荘と近くの東海ホテルというとブランド的には大きな差があった。だが、間違いなくその差は小さくなった。あるいは逆転も? と感じた。
でも地元の旅館に泊まるのって、意外にいいかも・・・
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