昨日の記事にて、吾妻屋のお風呂に入ると「ああ、ふるさとに帰ってきた~」という気分になることを紹介した。
もちろん小生のふるさとは伊豆であり、福島ではないのだが・・・そんな気持ちにさせてくれるお宿だということだ。
外観はこんな感じ(トップ写真)。坂道に建っているので、一階はフロントとロビー、二階と三階にお部屋があり、野天風呂や内風呂、それに離れの四阿などには二階から行く形。
食事は中二階の食事処でいただくスタイル。建物の基本は初めて来たときから変わっていないが、お風呂のリニューアルや食事処のリニューアルなどはされた。
だが、なんといってもこのお宿の価値の最大のものは、女将さんのホスピタリティあふれるもてなしだろう・・・とこれまでは言ってきた。
それはまちがいではないのだが、今回は本当にそうか・・・とも思った。いつものように小生はこちらに14時ジャストに入館した。
が、高湯に向かって走る車、前後もこちらのお客さんだった。つまり14時に3組同時に入ったのだが、ちょうど1組、すでにチェックインの手続きをしていた。というか、その前にも何組かいらしていた様子。
ちなみにこの時点で駐車場は満杯(苦笑)。小生の前の方は初めての宿泊だったようだが、そのほかはリピーターさん。それだけ、こちらにいらっしゃる方々は温泉にゆっくり浸かるのを目的にいらしていることがわかる。
小生含め、リピーターさんたちは勝手知ったる・・・ということで、食事や貸切風呂の予約時間だけ決めると、鍵を持ってセルフでお部屋に向かう(苦笑)
誰も「お客なんだから」なんてことは言わない。自ら進んで・・・だ。昨日の記事で書いたように、こちらは浴衣やバスタオルはセルフで替え放題だ。
また缶ビールやジュースなどは共用の冷蔵庫からセルフで持ち出し、自己申告で精算する。さらに、夕食時のお酒の持ち込みは歓迎で、お燗をする場合のみ一本200円いただくという。
こうしたいい意味で放っておかれる感じが、ふるさとに帰ったような気分にさせてくれるのかと。そう、ホスピタリティあふれる気持ちはあるが、その一方で自分のしたいように放置してくれるところこそが、こちらの魅力だと。
食事の時には近隣の女性たちがお手伝いにいらしている。この方たちも揃ってフレンドリーで、スタッフの福島訛りもまた嬉しい。
建物は古くなっているのは否めないし、二階にいると三階の足音もしたりするが、清潔感で不快になるようなことはない。
料理は毎回おなじみの・・・というところだが、豪華さはないもののボリュームもちょうどよく、手作り感が嬉しい。
今回はビールの後にワインのハーフを白・赤一本ずついただいたが、これで一人当たり15000円ほど。
このコスパを考えれば、大満足なのは言うまでもない。
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