先日machinyaさんのブログで紹介されていた「中村屋」というサイトはなかなか面白かった。ああいう歌舞伎の掛け声の「○○屋」ってのは芝居の一部として、大切な要素だったりする。
ただ、この役者が何屋なのかを知らないとやれないし、掛け声をかける方も、はっきり発音しない。「音羽屋」だとほとんど「とわや」とか「たぁや」としか聞こえない。
また、見得を切るタイミングに合わせるのも素人には難しい。ところで、なぜ歌舞伎役者には必ず屋号がついているのかご存知だろうか。
これは、江戸時代に彼らがどういう扱いをされていたかにさかのぼる。「士農工商」の身分制度の中で、役者はその下、俗になんて言われ、身分外だった。
よって、本来なら卑しい身分でさげすまされるところなのだが、そんな役者がせめて商人なみに扱ってほしいとの願いを込め、商人風の名前をつけたことに由来するのだ。
歌舞伎役者の世界を梨園というが、これも元をただせば隔離された世界であったことの名残と思えば、なるほどという感じであろう。
ちょうど中村○童あたりがご夫婦仲でもめているがいたしかたない、歌舞伎だけにリエンはつきものなのだ(爆)
ところで噺家はどうかというと、歌舞伎役者のさらに下に位置づけられていた(苦笑)。何しろ明治に入っても、噺家には鑑札がついたという。
つまり、ペットなみの扱いだったというわけだ。もうなんとも・・・であり、本来噺家なんぞは勲章なんかをもらえる身分ではなかったということになる。
ときに、噺家の掛け声は「○○屋」でなく、その噺家の住所の町名をいうならわしとなっている。先代文楽の「黒門町」は有名だし、先年没した志ん朝も「矢来町」なんていわれていた。この辺は、昔の町名の方がしっくり来る。
今風で、「たまプラーザ」とか言われると噺家がずっこけてしまいそうだ(爆)
もっとも、今だとうかつに言うと「個人情報です」なんて突っ込みされそうてだが・・・(苦笑)
ただ、この役者が何屋なのかを知らないとやれないし、掛け声をかける方も、はっきり発音しない。「音羽屋」だとほとんど「とわや」とか「たぁや」としか聞こえない。
また、見得を切るタイミングに合わせるのも素人には難しい。ところで、なぜ歌舞伎役者には必ず屋号がついているのかご存知だろうか。
これは、江戸時代に彼らがどういう扱いをされていたかにさかのぼる。「士農工商」の身分制度の中で、役者はその下、俗になんて言われ、身分外だった。
よって、本来なら卑しい身分でさげすまされるところなのだが、そんな役者がせめて商人なみに扱ってほしいとの願いを込め、商人風の名前をつけたことに由来するのだ。
歌舞伎役者の世界を梨園というが、これも元をただせば隔離された世界であったことの名残と思えば、なるほどという感じであろう。
ちょうど中村○童あたりがご夫婦仲でもめているがいたしかたない、歌舞伎だけにリエンはつきものなのだ(爆)
ところで噺家はどうかというと、歌舞伎役者のさらに下に位置づけられていた(苦笑)。何しろ明治に入っても、噺家には鑑札がついたという。
つまり、ペットなみの扱いだったというわけだ。もうなんとも・・・であり、本来噺家なんぞは勲章なんかをもらえる身分ではなかったということになる。
ときに、噺家の掛け声は「○○屋」でなく、その噺家の住所の町名をいうならわしとなっている。先代文楽の「黒門町」は有名だし、先年没した志ん朝も「矢来町」なんていわれていた。この辺は、昔の町名の方がしっくり来る。
今風で、「たまプラーザ」とか言われると噺家がずっこけてしまいそうだ(爆)
もっとも、今だとうかつに言うと「個人情報です」なんて突っ込みされそうてだが・・・(苦笑)
>つまり、ペットなみの扱いだったというわけだ。
今でこそ鑑札って言葉が残っているのは犬の登録なんですが、許可証の類は鑑札だったようですよ。運転免許も運転鑑札だったわけですし。
明治時代にはお相撲さんの二枚鑑札ってプレーイングマネージャー(兼年寄)ってありましたものね。
もっとも最近では犬のまね・・・でもないですけど、IDカードという鑑札を人間が首にはめていますねぇ。
中村屋!!職場で大活用しているワタシでっす
しかしこういう意味合いがあったとは・・。
勉強になりました~~!!
今年もどうぞよろしくおねがいいたします
さらに上乗せありがとうございます。
確かに今、我々も鑑札を下げてますな。
machinyaさん
ぜひ職場でこの薀蓄を・・・今年もよろしく。
それにしても屋号ならばともかく、町の名をいうなんてなんか楽しいですね(笑)。
もしお引越しとかしたらどうなるんでしょ。。。(爆)