70年代アイドル高見知佳

70年代から80年代にかけてのアイドルというとたくさんいるが、その中の一人として強烈な印象を残しているのが高見知佳である。


　というと、えっ・・・あの娘って、アイドルというよりもバラドルでは? という方も多いだろう。実際、「アイアイゲーム」などのバラエティでの活躍が目立っていた。
　だが、実は彼女は正統派アイドルとして1978年にデビューしていたのだ。そのデビュー曲が「シンデレラ」だった。

　最初に小生、ポスターを見て一発でファンになってしまった。かわいい・・・とにかくかわいいのだ。またその衣装がすごかった。
　トップ写真がそれだが、なんか貴族の帽子っていうか、リボンの騎士みたいな帽子に羽飾りとかついている、赤のベルベット系のミニスカの衣装。

　その曲がYou tubeに見つかったのでこちらをどうぞ。何かの歌番組のエンディングのようだ。角川博とか林寛子がいるところを見ると、歌マネ番組かも知れない。
　聞いていただいて、結構上手いことにお気づきいただけるかと。そして、この歌、かなりいい感じだと思うのだが、結果としてはほとんど売れなかった。


　その後も、いろいろ矢継ぎ早に曲を出したが、化粧品のCMソングになった「くちびるヌード」がようやくヒットしたという感じ。
　だが、むしろその間にバラドルとしての地位が確立されていったというのは皮肉な話であった。

　当時の写真を検索したところ、セミヌードのものなども数多く見つかった。これは意外だったが、健康的でいやらしい感じがしないのが彼女らしい。
　よく見ると、こちらの写真も微妙に、大事なところが透けて見えたりしている・・・(汗)。これも昭和のアイドルって感じか。

　スタイル的にも、今のAKBとかタレントあたりのそれと比べると、なかなか日本人的なところがあったりするのが、また愛嬌か。
　バラエティでのキャラ的には、ちょうど今でいえば大家なんかに近い感じか。まあ、おバカキャラではなかったが、国民のおしゃまな妹みたいな立ち位置。

　アイアイゲームなどでは、名高達郎とのからみがよかった。
　今は沖縄にお住まいという話を聞いたが、調べてみたところ、もう彼女も50歳を過ぎていることがわかった。うーん・・・昭和は遠くなったものだなあ。