アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

大阪万博1970

2021-04-27 06:00:00 | ノスタルジー

東京五輪の開催の可否なども話題になっているが、先日とあることで電車の自動改札の話題になった。

 

 小生が自動改札を初めて使用したのは1970年4月の阪急線のことだった。どうして特定できるかといえば、大阪万博を見に行ったときだったからだ。

 もちろん田舎育ちの小生、切符といえば硬券をハサミで切るスタイルしか想定していなかったわけで、大阪ってすげえ・・・と驚いたものだ。

 

 実は万博を見に行くにあたり、東京の親戚と会場近くの空き社宅に臨時宿泊させていただいたのだがで、待ち合わせ場所の情報が混乱し、大変な思いをした記憶とともに残っている。

 さて、万博だが・・・今でも残っている太陽の塔のインパクトはすごかったし、何しろ話題といえば、アメリカ館の「月の石」だった

   

 アメリカ館は長蛇の列に並び、3時間くらい並んだように記憶している。だが、展示そのものは印象があまり残っていない。

 むしろ隣のオーストラリア館(上左写真)やカナダ館(上右写真)の印象の方が強かった。さらにそれ以上にソビエト館(トップ写真)がよかった。巨大な空間を活かし、人工衛星を展示していた。

   

 建物ではカナダのブリティッシュ・コロンビア館がユニークだった(上中写真)が、ユニークさでは企業パビリオンの方がぶっ飛んでいた。

 また小生は当時切手を集めていたが、クウェート館で金の切手を予約購入したところ、本国の認可が得られず、初日カバーの使用済み品として送付されたり・・・まあいろいろあったなあ。

 そして忘れてならないのがコンパニオンだ。何人くらいいたんだろって思わせてくれる写真がみつかった。

 当時の流行りなのか、コスチュームはワンピのミニスカが多いような・・・下左の写真は携帯電話のハシリのもの。

 思えば、当時の展示の中から今すでに実現しているものが多いが、そのテーマ「人類の進歩と調和」という点ではどうだろうか

 残念ながら、世界を見渡すと調和とは程遠い・・・そして1964年の東京五輪の6年後に開催された大阪の万博。そのトレースのように、2021年の東京五輪から2025年の大阪万博へ・・・

 

 歳を重ねてしまい、今の小生には万博を見に行こう・・・とは思えない。だが、それは歳のせいだろうか・・・

 考えてみれば、つくば未来博とか愛地球博なんかもあったが、すべて出掛けていない・・・おそらく、命の残りを考えれば、2025年は大きなイベントでは最後のチャンスだろうが、そのころにはコロナも収まっているのかしらん・・・

 

 あまり希望の持てない小生である。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 花道はどうよ・・・ | トップ | 幕末維新らあめん「坂本龍馬」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
全てが輝いていた頃の幻の様なスーヴェニール (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2021-04-28 22:24:25
拝啓 お師匠様にはよろしくお願いいたします。
*「自分は行けなかったし土産頼んだら忘れた」と。
 自分はこの当時1970年は中一の頃で、小5からのめり込んだクラシック音楽への開眼が高まった頃でした。当時中学吹奏楽部の先輩がエキスポ70に行き「エキスポ限定のポリドール カラヤン指揮のLP」を入手し自慢していた為に、自分の祖父が行くと解りこのカラヤンの限定LP購入を頼んだのですが、まぁほとんど学問の無かった祖父には「カラヤンだか辛いやんだかも解らず、呆れて帰ってきた」だけでした。その時は物凄く残念でしたが、、、実に数十年後の1990年代の終わりに、何と仕事先付近の「中古レコード屋で、何とその歴史的LPがたったの\100で売っていた」のには狂喜して、確か倍の\200払って嬉々として帰ったのが懐かしい、、、まぁ「知らねぇっ」てぇのは恐ろしいものですねお師匠様!!  そういえば過日、全国的に著名なセコンドハンズショップで「物凄く価値ある某A&Vハードが破格の超馬鹿値」で売られており、随喜の涙流して全て買い取りましたがこれがまた恐ろしいまでの性能で、、、ちょっとやばくて此処では書けません。まぁこういう珍しいハードが手に入るのも日頃の行い云々はともかく有難いですね。
*「TVで視た素晴らしいクラシックアーティストたちの名演」
 過去の日本には、特に戦前には実に不思議ながらかなり有名高名なクラシックアーティスト「シューマンハインク、シャリアピン、ワインガルトナー」等が来日し、更には「高名なバレリーナの亡命から日本に帰化し霧島かれんとなったロシア女性」やたまたま立ち寄った大作曲家プロコフィエフ等もおられました。また戦中には大指揮者フルトヴェングラーの来日計画が、密かにナチスドイツと進められていた事実もありましたね。しかし1970年のエキスポ70には、およそ世界の著名クラシックアーティスト=指揮者/オケ等が大挙して来日し素晴らしかった。確かに「旧ソ連のムラヴィンスキーは来なかったし、イギリスの名匠バルビローリは来日直前に死去」したり「Gセルは離日後にすぐに亡くなったり」波乱万丈ではありましたが、当時の画質音質共に馬鹿悪い白黒TVから溢れ出る世界の著名クラシックアーティストの音楽は忘れ難い思い出でした。
*「もう二度とこないあの熱き良い時代=今更二度と誘致する事は無い」
 まず間違いなく今後日本でオリムピックが開催される事はまず永久に無いでしょうし、大阪が予定しているらしいエキスポも誘致するべきでは無いと。
これは「日本での初回誘致の成功体験は何の役にも立たない」からであり、時代背景全てが当時と異なり余分な銭金が出るだけの無謀な祭りと言うのは、今回の二度目の東京五輪で徹底的に懲りきっているはず。其処から何故何も学ばないのか、、、もういい加減「五輪だのエキスポだの地球的規模の祭りは根本的に考え直す時期」なのです。そんなにやりたきゃ「やりてぇお国に出張すれば良い」でしょう?
コスパを考えてももはや日本にはそんなパワーは無くせいぜい消費税UPの言い訳にされるだけです。
正直「CO-V 通称コロナヴィールス」だって完全に沈着停止しているかも解りませんね。下手すれば今後10年は収まらないと言われるこの時に下手に予約リザーヴなんぞこいて、まず間違いなく東京五輪の二の舞でしょう。未来を語り未来に期待するのは良いでしょうが、今の現況では未来など語れないし語ってもいけない、、そんな事より何より「今、現在、明日の日本の危機」を心配しなくてはなりませんね。
*「政治とは、夢を見ても語ってもいけない。政治で語るべきは夢では無く目標である」
 此処をあまりに解らな過ぎている。自分の好きな歌の詩に「夢は見るだけ覚めるだけ、いろはにほへと散りぬるわが身」と。  敬具
返信する
大石様いつもながらありがとうございます ()
2021-04-29 15:27:31
大石様
やはり、同世代の人間同じような感じ方をされているなあと・・・つくづく思いました。

あの頃は、リッチではなかったものの、明日はきっと今日よりよくなることが期待されたし、実際に明日は今日よりよくなっていました。先日、首都高を走っていて、これも前回の東京五輪のレガシーだと思いながら、今の日本にはこれを直すことも、ましてや作り直すこともできないと再認識しました。

それは東京だけでなく、大阪も同じはずで、今の日本がこれからよくなっていくとどのくらいの人間が思っているでしょうか・・・と。
返信する

コメントを投稿

ノスタルジー」カテゴリの最新記事