アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

スペイン紀行5コルドバのメスキータ

2005-08-02 06:04:09 | スペイン紀行
さて、マドリードからAVEに乗ってコルドバに着き、荷物を降ろすとき、現地係員の指導でコンビを組み、トランクのバトンタッチをすることになったのだが、ここでまたまた登場迷惑親子(笑)。我々の邪魔をしながら悠然と荷物を降ろし、出口をゆっくりふさぐ。お前らなあ・・・(怒)

 なんとか、コルドバに降り、向かった先はメスキータ。ここは、モスクのスペイン読みだそうで、すなわちイスラムの寺院であったところだ。
 8世紀にイスラム勢力が支配し、西ゴート族が使っていた教会の上に、イスラムの寺院を建てた。かつてコルドバは人口100万人を超えたそうで、その拡大に合わせ、寺院も増築を重ねたという。

 なるほどこれは大きい!ガイドさんの解説に沿って回るが、急いで建てた柱の不揃いや、時代で異なるアーチの材質など見所も満載だ。
 だが、最大のポイントは建物の中央に来たときだった。こ・これは・・・完全にカトリックの教会だ・・・建物の中央付近だけが、カトリックの様式になっている。

 そう、ここはレ・コンキスタでイスラムからカトリックにこの地を奪回した後、カトリックの様式に改修したのである。西洋史を思い出すなあ(笑)
 メスキータの前にはローマ橋という2000年ものの橋がある。西ゴート族といえば、ゲルマン民族の大移動でももっとも不幸な長距離移動をした民族だ。その時代をしのばずにはいられない。

 さらにそこから、花の小路と呼ばれるユダヤ人町に入る。今は、ユダヤ人でなく、普通のスペイン人がいるが、イスラムの匂いを残すパティオ(中庭)が美しい。
 各家のパティオは見せたいから、入口が開いているわけで、なんとなく祇園祭の京都のにような気分になった。パティオを通る風は涼しい。

 そういえば、コルドバの駅以来あの迷惑親子には会っていない・・・なんだかさみしいぞ(爆)。といいつつ、セビリアに向かう我々であった。
 さあ、フラメンコショーを見に行くぞ!
コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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本当に (ゆきこママ)
2005-08-02 06:53:13
見どころ満載、読みどころ満載の一日でした。

歴史に詳しいと、見るもの、感じるものが全然違って、観光が何倍も楽しくなるんですね。

次号、楽しみにしてます。

なんのかんのと言って、迷惑親子のことが気になるようで(笑)
返信する
記事を読んでいるだけでも (すぽっと)
2005-08-02 09:00:31
とっても楽しいです。



>急いで建てた柱の不揃いや、時代で異なるアーチの材質



柱の不揃い、なんて、いくら急いで建てたって言ったって、日本建築では考えられないですよね。。。性格的にも(笑)。

時代で異なるアーチの材質って言うのも興味深いですね。



返信する
メスキータ!! (みき)
2005-08-02 19:57:24
赤茶と白のアーチが素敵ですよね!!

しばらくポカンと口を開けて眺めていたことを思い出します。

うーーん、わくわくします~~。

このままそっちに遊びに行きたいです



というものの、私も迷惑親子が気になる~~。

あとで合流してくださいね~
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