楽天モバイル0円運用廃止の件は大きな騒ぎになっている。いささか冷ややかに笑ってしまうのは、キャリア系のセカンドブランドが「俺たちの勝ち」だといったツイートをしていたりすること。
そして、楽天からの引っ越し先大本命と言われるPOVO2.0は、ほんとにそれでいいのかといった記事や、POVO2.0礼賛の記事まで、賛否両論いろいろな記事がある。
冷静に整理してほしいし、引っ越し先もいろいろ検討してほしいところ。まず、大騒ぎになっている人は、「今まで楽天モバイルで0円運用をしていた人」であり、これまで1GB以上利用している人には何の影響もない。
この0円の人には二種類いて、「万一のための予備回線として毎月ほぼ使用していない人」と小生のように「セカンド端末などで、通話とともに毎月1GB以下で利用している人」だ。
前者は即引っ越しをすべき人で、POVO2.0でもいいだろう。だが、低速ではほんとに使えないSIMなので承知してほしい。
後者の場合は、通話をするかどうかや、速度優先か価格優先かなどでお勧めは異なる。通話料金以外で1GB最安なのは日本通信のシンプル290だが、通話料は別途。また5Gには非対応だ。とはいえ、1GB超えても割安で、たとえば3GBでも730円と格安。
ただ5分以内かけ放題をつけると1GBで990円となり、楽天と大差なくなる。
このタイミングに合わせたかどうかは別にして、iijmioは2GBプランに5分かけ放題をつけて実質3GBとかけ放題で1年間940円というキャンペーンを張っている。
LINEMOは1年間5分かけ放題も無料のキャンペーンをしている。3GBで990円とこれまた魅力的だ。いずれも5G対応している。
3GBでは前出の日本通信が安いが、nuroモバイルも忘れてはいけない。5G対応で3GBで792円もかなり魅力的だ。
サブ機で1GB程度は毎月使うよ・・・というなら、個人的にはiijmioかnuroモバイルをお勧めしたい。ついでにデータ通信のみでよければ、もう少し節約できる。
楽天モバイルをメインにしていて、0円運用という人は稀有かと思うが、実効速度とのバランスを考えれば引っ越し先はPOVO2.0でなく、LINEMO、そしてiijmioかnuroモバイルかと。
ただ、1GB程度は使うよという人だと、そもそも引っ越す意味があるのかも考えるべきだろう。楽天ポイントも含めてトータルでのメリットも考えるべきだ。
ときに、余談だが、楽天専用端末(Rakuten HandやMiniなど)はeSIM専用端末で、物理SIMは使えない。
MVNOでもeSIM対応する会社が増えてきたが、その端末が利用できるかどうかは注意が必要だ。特にMiniの場合、バージョンによりDocomo回線だとつながりにくかったりする。
さらに余談だが、こうしたことを考えると、フリマサイトなどでの楽天専用端末の相場が下がるかも・・・というスケベ心も出ている小生である。
余談ついでに、ニュースにはほぼなっていないが、秋から楽天モバイルがMVNOも始めるという。
つまり楽天モバイルがMVNO業者に卸で売るということだが・・・その布石として0円をやめたという見方もできるかも。
mineoやnuroあたりは三キャリアの実績があるので、見込みありだが、問題は料金設定だ。低容量専門で、たとえば3GBで700円。Rakuten Link利用可なんてのならかなり魅力的ではと・・・さらに1GB300円なんてプランあれば、ニーズはありそうだ。
いずれにしろ、いろんな情報を確認しながら各人に最適なプランを見つけてほしいものだ。
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