アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

大川屋の鰻重(特)

2021-01-04 06:00:00 | グルメ

さて、昨年末に玉泉寺を訪れたことを紹介したが、その前にランチで立ち寄ったのが河津の大川屋だ。最近、伊豆に来ると立ち寄ることが多い。

 

 こちらは河津の街中にある鰻のお店だが、何といっても味が抜群によくて、コスパがいいのがポイントだ。

 ということで、今回も入店し、せっかくなので鰻重の特をお願いした。ほどなくして出てきたのがトップ写真のこれ。

 

 こちらのお店は注文してから出てくるまでの時間が短いのが嬉しい。確かに、注文を受けてからさばいて、というお店などもあり、出てくるのに時間がかかるお店も多い。

 が、こちらのお店の待ち時間はかなり短い方だろう。そして・・・最大の特徴は、焼き方が関西風だということだ

 

 三島に多い鰻屋さんなどは関東風で焼いているので、まず蒸してから焼いている。そのため、ふっくらとして柔らかいのが特徴だ

 ところがこちらでは蒸していないため、脂が抜けていない、そして皮がパリッとしている。つまりクリスピーな感じなのだ。

 

 このクリスピーな感じと脂が抜けていないことで、なんとも元気な鰻に感じる。理屈は抜きに美味い!  抜群の鰻とともにご飯もずんずん進む

 ご飯を掘りすすめると・・・ご飯の下に追加の鰻が・・・そう、並と特の違いは鰻の量だ。並では上に二枚乗っている鰻が、特だともう一枚入っている。

 

 ご飯とご飯の間に蒸されているため、温かさも逃げない。大阪で、鰻のことを「まむし」というのは、ここから来ている。すなわち「間蒸し」だ。

 ボリュームもたっぷりで、大満足であるが、これで4000円は安いと・・・当時はGoToキャンペーンの有効期間だったためか、他のお客様の多くはGoToで精算していた。

 

 つまり、地元でのお客様でなく、観光で来られている方が多いということだ。今年はどうかわからないが、例年河津桜まつりの時などは外に行列ができる。

 さて、大満足でお店を後にした小生、玉泉寺に向かったわけだが、今回はちょっとひとひねりして、蓮台寺の方を回った。

 

 というのも、なんという訳ではないが、このバス停(下写真)を見たかったからだ。通っていた高校の近くにこのバス停があり、当時は何があったんだろうと気になっていたからだ。

 読者の皆さんにはうっすらと想像できるかも知れないが、世界遺産の韮山の反射炉の前に、下田のここに反射炉を建造し始めていたらしい。1853年のことだ。

 

 

 翌1854年、下田に入港したアメリカ合衆国のマシュー・ペリー艦隊の水兵が敷地内に侵入したため、築造場所が現在の韮山に変更されたという。

 つまり、玉泉寺を含む開国にまつわる歴史にからんでいた歴史があったということだ。ただ、このバス停周辺に遺構らしきものは皆無であり、この場所にあったという名前がバス停に残っているだけである

 

 同じ伊豆半島だが、下田と韮山ではかなり違う。間には石川さゆりでおなじみの天城があり、江戸の方から見れば天城の先は遠い別世界だった。

 そこでアメリカを攻める大砲を作る反射炉を作っていることを知られたくなかったという・・・ただ、後付けでみれば、そんな事件の14年後には明治になってしまったのだが・・・

 

 という余計なオマケを眺めながら玉泉寺に向かったという・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今回も年末に東武ワールドス... | トップ | 濃菜麺でジロベジ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

グルメ」カテゴリの最新記事