アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

アジアの歌姫テレサ・テン

2015-05-04 05:26:10 | ノスタルジー
アジアの歌姫と呼ばれたテレサテンが急逝して20年になる。小生の頭の中ではノスタルジーというには早い気もするが、一度取り上げておきたい。


 このブログの読者のほとんどの方がテレサテンについてはご存知だと思う。台湾出身の歌手にして、日本だけでなく香港やシンガポール、マレーシアなどで大人気を博した。
 日本においては、正当派演歌歌手のイメージが強いが、その日本語の表現など、日本人のそれをも超えるくらいの情感を醸し出してくれて、なんとも哀愁に満ちていた。

 そう、どこか不幸な影を背負う女・・・そんな感じの曲が多かった。顔は、いたって健康そうな丸顔だったが・・・(汗)
 彼女の歌を初めて意識したのが、1985年の「愛人」だった。それも、カラオケスナックでお店のお姉さんが歌ったのを聞いて・・・だった(苦笑)

 その前年の「つぐない」、翌年の「時の流れに身をまかせ」、そして「別れの予感」の四曲が日本におけるテレサテンの絶頂期だったのかも知れない。
 逆に、この記事を書くにあたり、調べてみてびっくりしたのは、彼女の日本におけるブレーク作の「空港」は1974年の作品だったということ。


 なんとなく、「空港」のあとすぐに「つぐない」になったような気がしていたが、実に10年空いていたとは・・・もっとも、彼女のこの間はアジア情勢に翻弄され、日本への入国にトラブルがあったりと、大変だった様子。
 もしかして、そんなことが彼女の歌に反映していたとすれば、あの情感もかくやと・・・

 いささか大げさだが、彼女の歌を聴いていると、その世界に溶け込み、涙すら出てしまう小生である。その曲とともに、当時のことがよみがえってくるのだ。
 一番思い出にあるのは、「別れの予感」だ。この曲を初めて聞いたのは、飛行機の中だった。福岡から那覇に向う飛行機だった。抜群の天気で、景色がすごかった。

 その二番の歌詞に引き込まれてしまった。♪もう少し、きれいなら心配はしないけど、私のことだけを見つめていてほしいから・・・ああ、あの日の思い出が・・・(号泣)
 といいつつ、今この記事も彼女の歌を聴きながら書いている。ちょうど今は「空港」だ。うーむ、やはりいいぞテレサテン・・・

 言葉の壁を超えて訴える情感・・・さすがアジアの歌姫である。
 彼女が急逝したのは42歳のときのことだった。今生きていれば62歳か・・・台湾では蒋介石とともに三人しかいないという、遺体の防腐処理をされたことからも、彼女の偉大さがわかろうというもの。彼女のお墓は台北市にあるという。
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