アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柳家花緑独演会

2011-09-23 06:30:50 | 落語
三鷹のホールでの落語会は小生にとっては定番となっている。そんな中、お気に入りの噺家の柳家花緑の独演会があったので、出かけてきた。


 実はこの会、元々は3月20日に予定されていたものの、大震災で延期となっており、半年後に開催されたというもの。
 いつものように満員御礼の会場だが、これまたいつものように終演時刻は未定という。まあ、夜の部があるくらいだから、三時間コースってことはないだろう。

 というところで、まずは開口一番。まめ緑が登場、悲しいかな花緑の弟子って、かなりトホホな感じが多いが・・・と思ったが、悪くはない。
 女流で、しかも入門したてなこともあり、まだまだな部分はもちろん多いが、素直な感じがあり、これから良くなりそうだ。


 さて、花緑の登場、だが・・・マクラが長いぞ。冗長という以上な感じで、おい! 小三治かよって。個人的には、これはちょっと・・・だった。
 ようやく始めたネタは「宮戸川」。うーん、花緑のこれは何度か聞いたことがあるが・・・やはりこの手のネタが好きなようだ。

 とはいえ、なかなか斬新なアレンジもあり、楽しませてくれたが、そのまま二席目に突入・・・お、おお「猫久」だ。
 生で聞くのは何十年ぶりだろう(汗)なんでも、少なくとも二代目の小さんからやっているネタだという。もちろん花緑の祖父も叔父もやっているので、すごいネタだ。

 とはいえ、内容的にはどんなもんだ・・・というくらい噺の内容が微妙なもの。確かに他にやる人がいなくなりそうだ。まあ花緑だけに楽しく聞けたが・・・
 さて中入り後、トリに出てきた花緑。何をやるかと思っていたら・・・おお、「不動坊」だ。最近だと一之輔とか昇太で聞いていたが、花緑では初めてか。

 だが、さすがに花緑。オリジナルのアレンジなど入れて楽しくやってくれた。一之輔あたりの毒もなく、らしい感じであった。
 いささか笑ったのは、幽霊を演ずる噺家が正蔵の弟子という部分、本来正蔵は怪談噺の名手であり、クスグリではないはずなんだが、当然? ウケてしまった。

 考えてみると、歴代正蔵で初めて怪談をやらない噺家になるのかも知れないなあと・・・って、妙なところに感慨を感じている小生であった。
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