アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

古今亭菊之丞独演会@池袋

2012-01-28 07:29:41 | 落語
池袋演芸場では時々特別仕立ての会をやる。昨年11月には、市馬と菊之丞の二人会をやっていた。っていうか、この二人会は池袋の定例メニューのようだ。



 ところが、今回は市馬が出られないということで、菊之丞の独演会という仕立てになった。さて、開場は17時30分ということで、小生17時10分に会場到着。
 なにしろ、池袋は入れ物が小さいうえに全席自由だから、早めに行かないと・・・である。ところが、その時点ですでに40人程度の行列ができていた(汗)

 なにしろここは、100人足らずの会場だから・・・ちょっと焦ったが、まあまあいいところに座ることができた。
 さて、入場と同時にもらったプログラムを見ると、三席ともすでにネタ出しだが・・・なんと「愛宕山」「芝浜」「らくだ」という! 大ネタ三連発(汗)



 そういえば、以前ノラやで菊之丞師匠と飲んだときに、「芝浜はなかなか好きになれずにやったことがないので、稽古始めている」なんて言っていた。
 どうやら今日がネタおろしのようだ。ちょっと期待であるが、疲れないかしらん・・・なんて余計な心配を。(ちなみに、当日師匠は浅草と鈴本を回って後の口演だった)

 さて、開演だ。おお・・・出囃子は野崎だぞ。あれれ確か、菊之丞は元禄花見踊りだったはずだが・・・と。
 愛宕山だが、必要なところを押さえつつ、全体に軽快に仕上げていた。聞いていても疲労感のない、いい演出だと感じた。さすが菊之丞である。

 そして、いったん下がりつつ袴をはずし、羽織を掛けて再登場しての芝浜。女将さんの演出や、勝五郎の人柄の演出に新しさを感じた。
 ネタおろしということで、微妙な言い間違いはあったが、これからの磨きこみに期待したい。明るい演出はこれからの芝浜のひとつのスタイルになるかも・・・と。

 さて、トリだが、出囃子は勧進帳。そういえば、芝浜はつくまだったが・・・あっ、そうか愛宕山は文楽、芝浜は三木助、らくだは可楽の気分なんだあ。
 結論からいうと、このらくだも軽快感を残しつつも、ポイントをしっかり押さえてくれた感じで、とてもよかった。

 こんな大ネタ三連発・・・どうなるかと思いきや、重くならずに、それでいてしっかり聞かせてくれた菊之丞。
 まだ若いのに、この充実ぶり・・・今後も期待だなあ。
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