なでしこの五輪への見通しはどうだ？

さて、スウェーデン遠征のなでしこジャパンの二戦は、1勝1敗という結果に終わったが、従前から佐々木監督が言っていたように、戦力チェックをしながらのトライアル的なものが強いと感じた。


なでしこ、１対０でスウェーデンに勝つ(読売新聞) - goo ニュース

　とはいえ、アメリカに１－４というボコボコの敗戦は、けっこうファンにショックを与えたが、冷静に分析すれば、やられ方のパターンが見えるものだったので、対応策も練りやすいだろうと。
　攻撃に関しては、前回のアベガルベ杯の頃から、永里のレベルアップがすごく目立つ。五輪予選の頃までは、なんとなく不満の残るケースが多かったが・・・

　とりあえず１トップでも２トップでも永里は使われそうだ。個人的には、安藤のプレーも好きなんだが、今は永里・川澄のコンビが定番かな・・・

宇津木が五輪ピンチ　右膝じん帯損傷(日刊スポーツ) - goo ニュース

　といいつつ、今回はからずもディフェンス陣のレギュラーとそれ以外の差が露呈した。現在、岩清水は欠場中だが、五輪までには戻ってきそうだ。だが熊谷とのいずれかが欠けたりすると、その影響は大きい。
　そして、ここへ来ての宇津木のケガ・・・五輪に間に合わないとけっこうヤバイ。



　というのは、宇津木は本職はボランチだが、センターバックはもちろんサイドバックもできるユーティリティプレーヤー。
　レギュラーでなくとも、選手の登録が限られている中では、極めて大切な１人だ。本気で高瀬のコンバートもあるかも・・・

　すでに、予備登録済みであり、選択の幅は限られてくるが・・・佐々木監督が７月２日の発表までにどう絞り込むか、悩ましいところだ。
　こうしてみると、タレントが多く、誰を落とすか悩ましいＦＷに対し、ＤＦの層がややつらいのがわかる。

　７月の半ばには、五輪壮行試合的な親善試合も控えている。佐々木監督のことだから、代表選考にあたっては、しっかりとした説明をしてくれそうだが・・・
　いずれにしろ、あと一週間ちょい・・・岩渕か丸山か、はたまた大滝か・・・ＤＦのスーパーサブは誰だ・・・すべてはそこで決まる。