12月22日に全国高校駅伝が行われ、男女とも58チームが激しい戦いを繰り広げた。小生集中せずにブラブラと見ていた。
今年は男女とも長野県勢が優勝した。特に男子の佐久長聖高校は昨年に続く二連覇だった。男子の佐久長聖、大牟田、仙台育英の争いはなかなかのものだったが・・・
見ていて、いやな気分になったのが、「今年から留学生は最短区間(3km)に限る」という制限がかかったこと。
かつては最長の1区の10kmに起用して、一気に勝負が決まってしまうとして、2008年からは最長区間以外というルールになったのだが・・・
つまりこれは、事実上日本人で勝負をつけようという、島国根性のあらわれにしか見えない小生である。これについては、こんな記事も目に留まった。
かつて山梨学院大が箱根などで留学生を起用し始めた頃、「きたねえぞ、そこまでして勝ちたいのか」といった罵声が飛び交ったという。しかも、山梨の地元でも・・・
さすがに箱根では今やそんなことはなく、何区限定なんてバカなこともないが・・・ニューイヤー駅伝ではグローバル区間として外国人が走れる区間は限定されている。
こんなことして本当に日本選手が強くなるのだろうかと。
と、ともに・・・素朴な疑問として浮かんだのが、留学生とは? というもの。調べたら、こんなことのようだ。「外国人留学生選手」とは、留学ビザで入国資格を得ている本連合加盟校所属の登録競技者を指すものとし、日本に永住又は定住が認められている外国人は対象外であり、何らこの本条に基づく規制を受けるものではない。
つまり、国籍が日本でなくとも、日本に永住又は定住が認められていればいいわけだ。そのうち、このルールを逆手に取って、留学生扱いではない選手を所属させ、堂々と1区で走らせる・・・なんてチームが出てきそうな。
そしたら、今度はどんな規制をかけてくるのか・・・
とにかく日本人というのは、同一性を何より重視する国民で、日本人でない人間を差別するのが大好きな人種だ。
今でこそ、八村塁やタレントの副島淳のように見た目が日本人っぽくない人についても普通になりつつあるが、それでもなお小学校などでもつらい思いをしている子も多いのではと・・・
今回の駅伝を見て、そんなイヤなことを思い出してしまった。そうそう、ついでにいえば、区間新記録も留学生のそれと日本人最高なんてのを区別しているのもどうよ・・・
最初から記録の上では、留学生>日本人と決めつけているのかよって・・・
まあ、そもそも駅伝そのものが日本ならではの競技ではあるんだが・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます