世界フィギア誰が行くんだ！

昨日は、フィギア全日本選手権の男子フリーと女子ＳＰが行われた。小生、当然ながらじっくりと見てしまったが・・・

　まずは男子だ。事実上高橋と織田の二強の争いだったが、南里と神崎の演技が光った。だが、それでもなお、二人の力はさすがに抜けていた。
　小生ひいきの織田は、昨年一度表彰台に立ちながら、後の判定ミス問題で高橋に逆転負けを喫した因縁の大会だ。期するものを感じるスタートだったが、その気負いが裏目に出た。いつものはつらつとした切れ味が影をひそめ、珍しくもジャンプで転倒するなど若干切れ味を欠いた。

　これに対し、グランプリファイナルでは精彩を欠いた高橋は絶好調、完璧な演技で終わって見れば、織田に大差の圧勝となった。
　終了後のインタビューで泣きじゃくっていた織田が印象的で、ますますファンになった。きっと、君はもっと強くなる、そう確信した。織田は、村主の取り組みを目指しているという。だから、きっと・・・頑張れ織田信成。

　さて、一方で女子のＳＰだ。こちらは、予想通り浅田真央と安藤が抜け出した。これはグランプリのアメリカ大会やファイナルと同じ展開だ。
　中野がＰＢを更新して３位、プログラムを変更して取り組んだ恩田が４位、我らが村主はまさかの５位と出遅れた。

　村主は、３回転のミスが大きく響いてしまったかっこうだ。だが、恩田とは僅差だし、中野とも十分戦えるところにいる。ファンとしてはフリーの逆転を信じたい。
　それよりもその他の選手に、ここは注目してみよう。太田は３年ぶりだったが、演技派の精彩は色あせていなかったし、いずれは・・・を予感させる演技で７位だった。本来なら、中野あたりと女王争いを・・・という逸材だけに、今後が楽しみだ。

　今期シニアに本格参戦の澤田は、完全に恩田の後継者と感じた。元気ハツラツのさわやかさといい、青のワンショルダーの衣装といい、スピンのミスといい（苦笑）、８位は不満かもしれないが、レベルは高いぞ。

　なにより、将来の伸びしろを大きく感じさせたのは、ジュニアの武田奈也であった。あれっ、いつの間にこんな大きくなったんだ・・・というくらいに背が高くなっている。
　なんでも１７０ｃｍはあるという。この日の髪型と衣装の影響もあるが、ロシアのソコロワに通じるイメージだったが、ダイナミックな演技は大器の片鱗をうかがわせた。

　だが、こうした若手逸材の中でもっとも萌え～だったのは、やはり浅田舞であった。昨年の同時期と比べると、別人といってもいいくらい上手くなっている。
　ジャンプの切れ味などは真央や安藤と比べると差を感じるが、スピンやスパイラルはもともと得意だし、なによりスケーティングやステップが格段に上達している。

　ゆったりしたクラシックで踊らせたら、もっとも見栄えのするスケーターになってきたかも知れない。よく真央と比べられたりしているが、心配いらない、舞の世界をきっとこれから確立できるぞ。そんな予感がした。

　さて、今日は女子のフリーでいよいよ世界選手権の選考がある。男子は、今更だが、女子は上位の二名は、このまま行く（真央は内定しているし）だろう。
　あと一名、中野・恩田・村主の争いだ。村主が風邪っぽいように見えるのが気になるが、きっと・・・ありゃ、そういえば織田も風邪ひどかったぞ。

　まさか、ファイナルの高橋と安藤の風邪がこちらにうつって・・・（汗）

　それにしても解説の荒川、なんとかしてくれい（苦笑）、他の選手のときはしっかりコメントしてるのに、村主のときだけダンマリって・・・まあ、今更か（爆）
　今夜も萌え～、えっ、大晦日の２１時からエキシビだって・・・おお、狙ったなフジテレビ（笑）、当然、小生紅白なんか見るもんかい（爆）