先日の記事で五十嵐夕紀について取り上げた。その五十嵐夕紀は実は、当時のNHKの日曜日の歌番組「レッツゴーヤング」のレギュラーを張っていた。
その時にレギュラーを張っていた三人の女性歌手が、五十嵐夕紀、天馬ルミ子、倉田まり子だ。ちなみに、太川陽介もその一人だ。
確か、サンデーズなんて呼ばれていたはず。その倉田まり子について取り上げてみたい。上の三人娘の右が倉田まり子だ。
デビューは1979年、五十嵐夕紀の2年後、スタイルもよくって脚がきれい。歌は・・・デビュー当時はなかなか微妙だったが・・・
何しろ、このビジュアルで瞬く間に人気絶頂になった。そして、前年デビューの石川ひとみと似ているというので、区別がつかない・・・なんて声もよく聞かれた。
こちらの写真が二人を並べてみたもの。左が倉田まり子、右が石川ひとみである。やはり似ている感じがする。当然倉田派と石川派ができたが・・・
ちなみに、倉田まり子はますます人気が高まり、グラビアにも再三登場したが、冬に風邪をひき、声が出なくなってしまい歌番組でプロ意識が足りないなんて叩かれたこともあった。
その人気を確立したのが、表題にも挙げた「How Wonderful」の大ヒットだった。こちらでお聞きになれる。デビュー曲のグラジュエイションよりかなり歌も上達してきた。
動画を検索していたら、1981年の「恋はAmiAmi」という曲が出てきた。カメラアングルもエロ目線だが、美脚がよくわかる。
だが、華やかな日々の裏にデビュー当時の苦労があったようで、何かの記事で読んだが、決して裕福ではない環境に育った彼女、自前の洋服での撮影などでは苦労していた由。
とはいえ、歌手としてはおそらく、当時似ているとされた石川ひとみより成功していた彼女を、とんでもない事件が襲った。
いわゆる投資ジャーナル事件と呼ばれるもので、彼女が中江氏の愛人で、7000万の豪邸は中江氏にもらったものだとマスコミに叩かれた。
一貫して、彼女は無実を主張していたし、最終的には実際無実だったことが判明したが、とにかくマスコミに殺されるような形で、引退を余儀なくされた。イメージが大切なアイドル歌手にとって、事実かどうかは関係なく、致命的なイメージダウンだったと・・・
こちらに、その辺について書かれたサイトがあるが、マスコミの罪を感じざるをえない。この手のことがあっても、マスコミは決して反省も謝罪も賠償もしない・・・いい商売だ。
その後、彼女は紆余曲折を経て、本名の坪田まり子としてカウンセラーとして活躍している。彼女は女優としてもいろいろ出ていたし、あんなことがなければ、今はどうなっていたのか・・・とか思ってしまう。
それにしても、なぜあそこまで・・・所属事務所が弱小だったのか・・・何かあったのか・・・あまりにも後味が悪い話であった。
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