アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第75回扇辰・喬太郎の会

2019-10-11 06:00:09 | 落語

小生お気に入りの噺家は何人かいるが、その中でも扇辰と喬太郎は好対照の二人というべきか。保守本流の香りのする扇辰と、新作も古典もこなす天才肌の喬太郎、またこの二人が同期入門で仲が良いというのも面白い。

 

 二人の勉強会として定期的に開催しているのが、この二人会。その第75回の会が行われたので、出掛けてきた。時間を考え、永田町の駅中ででそばをたぐり、会場に向かう

 これまでも二度ほど来ているが、75回というのもすごい。会場はいつもの国立演芸場だ。到着すると時間割が出ていて、終演は21時の予定。

 

 またこの会は毎回二人がそれぞれネタおろしをやるのもお約束だ。そもまた楽しみだが・・・まずは開口一番、朝七が登場。

 このところ、いろいろな落語会でよく見かける。入門が遅かったということで、前座としては落ち着いているが、それ以上に達者で基礎がしっかりしていることがわかる。

 

 この日の「真田小僧」もよかったが、続いて登場した扇辰が上手だとほめていた。さらに来春二ツ目に昇進するという。

 さて扇辰の一席目だが「紫檀老古木」だった。以前も一度聞いたが、このネタお好きなようだ。小生もこういう珍しい噺は好きだが・・・

 

 そして喬太郎だ。ネタおろしの一席目、はじめたのは「天災」だった。以前は寄席に行くと一人ぐらいは誰かが掛けていたようなネタだが・・・

 最近はあまり聞かれなくなったなあと思いつつ、そこはそれ、喬太郎ワールドにしっかり仕上げてくれた。

 

 中入りをはさみ、ふたたび喬太郎の登場。喬太郎らしいマクラから始めたのは、「侵略指南」。ご存じ「あくび指南」の新作パロディ。

 これには小生もすっかりやられてしまった。これだけ盛り上がってしまうと・・・で、扇辰が登場だ。

 

 こちらもネタおろしの「二番煎じ」だ。市馬のそれやさん喬のそれも型が違い、独特のスタイルだ。

 さすがに寒空の風情はよく演じていたが、やや演出が冗長に感じてしまった。もともとそれなりに時間はかかるが、45分となると・・・で。

 

 終演時刻ぴったりに終わったのはさすがだが・・・個人的にはもう少し軽くやってもらえるともっと良かったかなあと。

 いや、ただ単に小生の体力が落ちているだけなのかも知れないが・・・

 

 とはいえ、さすがにこの二人、いつでも間違いなし。また聞きに行くことになりそうだ。

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