非公式大会ではあるが、テレ朝が異常なテンションで盛り上げまくっていたフィギュア国別対抗戦、フィギュア好きではありながら、この手の非公式大会にはそれほど燃えない小生、冷ややかに見ていた。
五輪の団体戦と異なり、男女シングルが二人ずつ出場するという、ペアやダンスが苦手な日本に有利なレギュレーションというのもイヤだし、そもそも他国の選手はアイスショーにゲストで来ているくらいのモチベーションかも? と。
とはいえ、なんとなくチラッと見たりしていた。
女子シングルは今やロシア勢が世界を席捲しており、日本で騒ぐほど日本勢が表彰台に立つ可能性は高くないのが実状だが・・・
この大会ではシェルバコワはともかく、もう一人はベテランのトゥクタミシェワという二人、今売り出し中の若手二人は来なかった。
で、シェルバコワを見て感じたこと・・・フィギュアがもともときれいな形を見せるスポーツだということ、そして採点競技、つまりGOEなどはあくまで採点委員の主観が入ること・・・を考えると、残念ながら日本勢は有利とは言えないなあと。
シェルバコワのスパイラルシークエンスの写真を見ると、とてつもなくかっこいい。
同じようなポーズをとっても、日本勢のそれと比べると違うように見える。もちろん、体型による有利不利はないはずだが、きわどいレベル判定とかGOEの点でどうかと。
日本勢は、紀平・坂本それに小生ひいきの樋口の写真を貼ってみた。三人とも素晴らしい選手であることは疑いがないのだが・・・
あ、念のため断っておきたい。小生は日本人選手の体型をディスるつもりもないし、フィギュアの採点が不公平だと言いたいわけでもない。
ただ、どうしたってGOEの点などで? なシーンはあろうかと。以前からよく取り上げているが宮原選手や、かつての浅田真央選手の演技では、なぜか回転不足の判定が多かった。(浅田選手の方は、ライバルの某選手の採点委員買収疑惑との関連もとりざたされていたが・・・)
イメージによる先入観などが入っていなかったか・・・ふと非公式大会ながら、そんなことを思った。
それも、シェルバコワを見ていると、しかたないのかなあなんて・・・
入学の段階で親を見て、どんな姿、形になっていくかを判断して合否を決める…。
フィギュアスケートも新体操も、それに近い選別がありそう。
バレエよりさらに短い選手生命、それでも人生をかける意味はあるのでしょうね。
日本は、意欲と環境があれば、好きな道を目指すことは可能な国、と考えていいのかしら。
たしかに、日本の場合は本人の努力と才能で何にでもチャレンジできるというのはいいところですね。
フィギュアの場合は、取り組むには財政的な後ろ盾も必要でしょうが、それでもロシアのような足枷とは別ですね。
この記事は小生も、アップするかどうか悩みながらも上げた経緯があります。もちろん、日本ではやっても無駄だなんてつもりもなく。
逆に、おっしゃるとおり、運よく選出された選手にとっては本当に人生賭けてるんでしょうね。