母さん助けて詐欺・・・はともかく

さて、振り込め詐欺の新名称が「母さん助けて詐欺」になったというニュースをお聞きになった方も多いと思うが、選考の中を見るとなかなか興味深い。


　こちらの記事によれば人気投票では、「なりすまし詐欺」が最多だったが、高齢者の支持は「母さん助けて詐欺」が一番高く、「高齢者が被害を意識しやすい名称にしたい」として最優秀作品に選んだという。
　ちなみに、これと併用する優秀作品には、「ニセ電話詐欺」と「親心利用詐欺」が選ばれたというんだが、では最多得票って何の意味があったのか・・・(汗)

　個人的な感想でいうと、「母さん助けて詐欺」って名称は、「母さん心配だ」と犬のお父さんが叫ぶポスターにも通じるし、犯罪の抑止にどのくらいつながるかビミョーに思う。
　ここはあえて、騙された方はマヌケだよって印象を与える方が抑止になるのではって気もする。いずれにしろ、投票結果は関係なく、高齢者の意見を採用するなら、最初から投票などさせなきゃよかったのに・・・と。


　まあこの国の政治は、ひたすら高齢者重視だから、しかたのないことなのかも・・・
　といいつつ、紹介したいのは、こちらの記事。要は、選に漏れた作品の面白さについて書かれたものである。

　「おサギとピーポ」、「青いうサギ」、「AKB(あんた、カネぶっこみなよ)詐欺」、「ふりーこみゅこみゅ」などだ。
　もちろんこれらがさすがに採用されることはないだろうし、投稿した方もシャレのつもりだったのかも知れない。

　きっと、この記事にはないが、「強奪　あ!ヤメ」とか「高い、込み」とか、「多え　振り込」なんかもあったに違いない(←そもそも、元がなんだったのかわからないぞ)
　あっ、念のため断っておくが、左右の写真は本文の記事とはまったく関係ないので、念のため(←って言われても・・・)

　考えてみれば、「母さん助けて詐欺」って、父親は関係ないネーミングで、父親は被害に遭わないんだろうか・・・まさか、男はどうでもいいなんて思ってないよなあ。
　そういう意味で、AKB詐欺でメンバーがCMに登場し、ま○ゆあたりが「おじいちゃん、気をつけてね」とか、た○み○あたりが「油断しないで、あたしたちみたいにいい子ばかりじゃないよ」なんて言ったらそれなりに効果もありそうに思うが・・・(汗)

　もっとも、このネーミング自体が振り込め詐欺とまったく違う意味にとられそうだから、ちょっとさすがにまずいか・・って(汗)